今日はホーチミンからメコンデルタに向かう日。
メコンデルタはメコン川の一番下流の部分。
チベット高原、雲南、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナム、
と近郊の東南アジアの国々を通って海に流れ着く、なんとも壮大な河川。
ミトー、ベントレー、ヴィンロン、カントー、チャウドック、カイラン、
などなどメコンデルタにある都市をボート等で巡っていきます。
朝7時半ごろ出発。さすがにバックパック持ってくるのも重いので
みんなリュックとかにうつしてきてるんだけど、
私は小さいリュック持ってないため、ちょっと苦労した。
普通の布の袋に極力最小限の荷物だけにして、無理やりつめた。
シャワー後のタオルの代わりにバンダナとか(笑)
必要そうなものが無くてもなんとかやってけるもんなんです。
バスに揺られて、最初に着いたのがミトーという街(だと思う)
まず船に乗って島に行って、フルーツや魚・野菜のマーケットを見る。
大きなパイナップルの塊が1000ドンとか、安いよー!!で、食う。
ここの人はおおらかで優しい人が多く、味見もさせてくれた。
緑とオレンジと赤の実をよりわけてて、見たこと無い果物だった。
「食べてごらんよ」って差し出されたのを味見してみたら、
味がさくらんぼっぽい。cherry?って聞いたらそうみたいだった。
こういうごちゃごちゃした地元のマーケットって好きだなぁ。
また船に乗って移動して、次はココナッツキャンディー工場。
工場といってもこじんまりとしてて、手作りで作ってる感じ。
作ってる人は手馴れた様子で、ものすごい早業で作業してる。
ここでアツアツできたてのココナッツキャンディを食べて、
(これがまた最高に甘くて柔らかくて風味があって美味しいのだ!)
お土産に買ったら、意外と重い。一セットが本一冊分くらいあるかも。
その後見つけたバッグ、刺繍部分がすごく細かくて綺麗で一目惚れ。
値段交渉するもさすがベテランベトナム人、なかなか下げてくれない。
諦めようかと思ったものの、本気で気に入ったので粘ってやっとGET。
果樹園でランチ。明らかにインスタントの焼きソバがメイン(笑)
まあデザートのもぎたてトロピカルフルーツが美味しかったからいっか。
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島の細い小道を通ってまた船に乗ると、次の島へと移動。
ここではアオザイを着た子供と女性が歌と踊りを披露してた。
特産のハニーティーは蜂蜜とキンカン入りで美味しい。
ホットはちみつレモンの蜂蜜多め、みたいな味かな。
試しに飲んでみた「バナナワイン」はなんだか全然ワインっぽくない。
きつめの焼酎みたいな味で、中にバナナのような風味が感じられる。
「蛇(バイソン)と戯れてみたい人〜」と現地の人が言ったんだけど
なんか興味ないのか誰も手を挙げない。その中で一人嬉々として挙手!
やったー♪というわけで蛇を首に巻いて遊んでみました。
ひんやりとして、ぬるぬるじゃなくてサラッとしてるので気持ちいい。
意外と重くて強力で、蛇の首元の力だけでも引っ張られてしまう。
いやー、蛇さん可愛かった。何事もやっぱり経験!ですね。
その後は手漕ぎの小船でタイソン島を通ってる水路を下る。
気分はまさにディズニーランドのアトラクションor地獄の黙示録。
4人乗りの小船でジャングル川下り。ドキドキワクワクなのだ。
川面が近く、細い水路でたまに向かいの船とすれ違う(それもギリギリ)
いつの間にかアマゾンのジャングルに来てしまったかのような気分。
これはなかなか面白かった。まさに「ジャングルクルーズ」だね!
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その後ミニ動物園がある休憩スポットでバス乗り換えるはずが、
渋滞のため30分待ちの予定が2、3時間も待ちくたびれる。
一人でぶらぶらしてたところ、同じバスの外国人に話しかけられた。
“How do you say moneky in Japanese?”
これをきっかけに仲良くなったのがドイツ人のお兄さん。
なんでも昔日本語を少し勉強した事があるらしい。
ドイツ語は挨拶程度しか話せない私は、いろいろ教えてもらった。
なんせ暇なもんでね、待ち時間。勉強になったなー。
やっとバスが来て、バスの中ではいつの間にか眠ってた。
なんか騒がしくて目が覚めたら、バスを降りろ、とのことらしい。
寝惚け眼でバスを降り、もう着いたのか?と思いきや違うみたい。
歩いてバイクと共に柵の中に入れられる。どうやら橋を渡るみたい。
???と思ってたらやっと分かった。川を船で渡るんだって。
ここ、メコン川の下流は川幅が広すぎて橋もめったにかけれない。
だから川を渡るのに船を使って渡らなければならないようだ。
川といってもものすごい幅が広くて、まるで海みたい。
川を渡ると、バスに乗ってる人数が一人足りない。
遅れてきて追いついたその人によると、スリにあったらしい。
カバンを取られそうになったので必死に抵抗したところ、
勢いでこけて倒れてしまい、隣のバイクのマフラーにあたって
火傷したし怪我したしで散々な目にあったらしい。
旅慣れてないぽいおじさんだったからか、大変そうでした。
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川を渡ったらすぐに宿に着いて、チェックイン。
いや、思ったよりもぼろい・・・。まあ普通の感じの宿でした。
勝手にダブルルームの相手が決められてて、イギリス人の女の子。
ちょっと話した感じ、いい人でよかったよかった^^
部屋にシャワーがあったんだけど、ドアが閉まらない・・・。
仕方ないので半開きのまま頑張ってシャワー浴びた。
その後は、お腹もぺこぺこだし人集めて晩御飯を食べに行く事に。
待ち時間で遅れたせいでマーケットがあまり見れなかったのが残念。
メコンに沈む夕日もあっという間、すぐに暗くなってしまった。
(太陽が限りなく赤くて、この夕日も最高に綺麗だったんだけど)
ここは多分カントーって街。メコンの夜風が心地よい。
銀色に輝くホーチミン像、対岸に光るタイガービアーのライト、
川沿いの公園はのんびりとして散歩するには気持ちいい。
夕食はカニとアスパラ入りリゾットと生春巻き、と豪華に。
だってベトナムといえばフォーと生春巻き(一般的思考)なのに
まだベトナムで生春巻き一回も食べてないからさ。揚げばかり。
ベトナムそろそろ最後だから、今のうちに食べておこうと思って。
おいしかった!海老も入って本格的だし、たれも美味しい。
んー、でも揚げ春巻きの方が個人的には好きかもしれない。
街中には意味なく派手な電飾の数々・・・一体なんでだろう。
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水上マーケットは朝じゃないと見れないようなので、早朝に起床。
イギリス人のルームメイト、ドイツ人の昨日仲良くなった人、
その人の連れのドイツ人の人、などと同じ席で朝ご飯。
フランスパン、スクランブルエッグ、ミルクアイスコーヒーだった。
日本だと各国のパスポートってなかなか見る機会が無いんだけど、
たまたま手元にあったから見せてくれた。興味深いです!!
水上マーケットを見に行く途中、学生の集団に遭遇。
女の子は薄紫っぽい白のアオザイが制服なんだけど、可愛いすぎる。
近くのお兄さん方の中にはメロメロになってしまう方も(笑)
すごい可愛くてアオザイ買って帰ろうかなぁ、なんて思ってしまった一瞬。
またもボートに乗って移動。某ベトナムのPVを思い浮かべて楽しみ。
ものすごい早朝に起きたかいもあって、マーケットは結構賑わってた。
ボートのスピードが速くて風が顔にあたって気持ち良い。
各船には長い棒がたててあって、その先っぽに野菜などがぶら下がってる。
最初はコレなんだろ?って思ってたんだけど、そのうちに分かってきた。
自分の船で売ってる野菜や果物などの商品を吊り下げてるみたい。
なるほど、これなら遠くから見ても分かりやすい。画期的だー!
いろんな船があって、人々が川と共に生活してる様子が感じられる。
家は必ず川に向けても入り口があって、川で洗濯し、川で体を洗い、
(恐らくトイレも川に流してるっぽかったし)まさに母なる川。
人々はみんな明るくて、子供達もこちらに向かって笑顔で手を振ってくれる。
途中休憩したときに食べたモチモチしたパンが激おいしかったんだけど、
今となっては名前もわかんないのがもったいないなぁ。
日差しがどんどん強くなってきて、日なたにいると肌が痛いくらい。
途中ライスペーパー工場に立ち寄って、手作りの様子を見る。
これもまた職人技、ものすごい速さとチームワークで魔法みたい。
細い川に入って、どんどん進んでいく。本当に何もかもが新鮮で楽しい。
昨日のジャングルクルーズを髣髴とさせる(もっとスピード速いけど)
また広い川に出て、ぐるっとまわって戻ってきた。最高だーーー!
ほぼ一日中ボートに乗りっぱなし、十二分にメコンデルタ堪能。
もちろん何度か休憩で上陸したけど、なんか充実した日だった。
夜になってホーチミンに戻ってきた。あー、ただいまー。
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やっとのことで5日くらいかかったカンボジアビザも取れ、
(国境で取ればこんな苦労はしなかったのに、反省なり)
さて、一体どうしよう。そろそろノービザの期限もきれそうだし。
明日買い物してあさって出国or明日もう既に出国しちゃう。
ちょっと買い物したりない感もあったんだけど、
もうホーチミンも長くて十分堪能したし(飽きた?)、行くか!
というわけで今日がベトナム最終日、急いで買い物しまくる。
ベトナムコーヒー用のフィルター(コップの上にのせるこし機)、
すごい可愛いポーチ、ベトナムTシャツ、などなど。
Tシャツは一番安くて2ドルくらいで買えた。生地薄いけど。
ホーチミンの顔がどアップなのとか、シクロの図とか、種類多い。
うちはタイガービアーのと、国旗っぽいのを買った。お気に入り^^
そういえばベトナムでミニカバン5つくらい買ってしまったかも。
女の子なら絶対!買い物が楽しいと思う、ベトナムなのでした。
知らない道を通ってみようと冒険してしまうため、またも迷子に・・・。
いやあ、真っ暗だし小道で人気ないし、もうダメかと思った。
道聞いたら優しく教えてくれるんだけど、ベトナム語聞き取れず。
やっとのことで宿に戻ってきた。ふう、疲れた。
歩いてると急に「Ami!」という声が聞こえた。
そしたら傍のオープンカフェにメコンデルタで一緒だったドイツ人が。
なんて奇遇!明日カンボジアに向かうことにしたって話したら、
「良い旅を」って言ってくれて。いい人たちだったなぁ。
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夕食はムーさん、ラオスくんと三人でベトナムシーフード貝尽くし。
貝貝貝貝貝!宿の傍の屋台がすごく美味しそうで、やっと食べたよ。
自分の好きな貝を何種類か選んで、それを料理してもらうの。
ついでにカニとかも頼んじゃったし、味付けが本当に美味しかった!
ある貝はあっさりしてて、ライムと塩コショウでシンプルに食べて、
ある貝は照り焼きチキンみたいなこってりした味付けでご飯進みそう。
ある貝はベトナムのスイートチリソースをたっぷりからめて食べる。
食べだしたら止まらなくなって、美味しくてやみつきになること確実。
ベトナムでいろいろ美味しいもの食べたけど、これは確実に上位だね!
本当にすっごいすっごい美味しくて、かなり大満足〜〜。最高!!
その上またもホビロン(雛になりかけの卵:ホイアン編参照)食べたし。
見た目グロい系だけど、これもはまるとなかなかの美味しさなんです。
というわけでベトナム最後の晩餐という名にふさわしい晩御飯でした。
で、食後にベトナムプリンが食べたくなってしまい、うろうろとする。
道端の若者とか店の人に「pudding!」「It's
like a〜」とか頑張って
説明するもなんだかよく分かって貰えなかったみたいです^^;あいやー。
結局見つからなくて、代わりにそれっぽいもの食べたりして。残念。
仕方ないのでシントーことフルーツ生絞りミックスジュースを飲む。
今日の気分はマンゴスチン。もういろんな種類飲んできたなぁ。
かなり大盛りなのになんと5千ドン!ひー、今までより全然安い。
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宿に戻る途中に道端の屋台で飲んでる人に呼び止められた。
一人はスタディーツアーを引率してフォトジャーナリストやってる人、
もう一人はこのあたりで売春婦をしてるベトナム人の女の子。
この前独立記念日のときに二人とも同じ席にいたから、覚えてたみたい。
この女の子は人懐っこくて、スタディツアーの子達とも仲良くしてた。
でも彼女達も帰国してしまって(数週間の予定らしい)寂しそう。
いろいろ積極的に質問してきて、いろんな話を聞かせてもらった。
これについても本当に深く考えさせられる内容ばかりだった。
座って喋ってる間、何人もの人が寄ってきた。
宝くじを売るおばあちゃん、バラの花を売る子供、物乞い。
中でもバラの花を売る子供は本当に必死で、何度も何度も諦めなかった。
いろんな事を感じた。いろんな事を話した。いろんなことを聞いた。
考えさせられる夜だった。ベトナムについても、人生についても。
ドミに戻ると相変わらず人がいっぱい。16人部屋はいつも一杯みたいだ。
賑やかで情報が集まりやすいのはいいけど、トイレ増やしてくれー><
というわけで、明日はプノンペンに向かいたいと思います。就寝。
当時のレート |
1VND≒0.0069円≒0.0001US$ |
1ドル≒14000ドン(≒100円ちょっと) |
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