あみの東南アジアバックパッカー放浪記。
旅記08 ベトナム・ホイアン編「世界遺産の街並とミーソン遺跡群」
_そんなこんなでフエを離れる日が来てしまった。 朝8時のバスでホイアンに向かう。宿の人に「チェックアウト」って言ったら 「ダメです^^」って言われて、かわいかった。本当いい宿だったなー。 比較的近いためか4時間くらいでホイアンに到着。途中海岸線の眺めが美しい。 ホイアンはかつて海洋貿易や朱印船貿易で栄えた小さな港町。 アユタヤ・マニラに並ぶ日本人街もあったそうだ。(日本橋も残ってる) 瓦屋根と古い街並みなど、街自体がユネスコの世界遺産に登録されてる。 街が世界遺産と聞くと、麗江とか陽朔を思い出すんだけどそれよりおとなしい。 カフェとかもそこまで派手派手しいのはなく、お洒落な感じがする。 ホイアンはあまりドミとか安宿が無いらしいんだけど、フエで名刺貰ってた 「HOP YEN」という宿に向かったらちょうどドミが空いてるらしく、決定。 屋根裏部屋みたいなところで狭い4人部屋(ドミはこの一部屋のみらしい) 早速荷物を置いたら街探検へGO!GO!地図を頼りにうろうろする。 ものすごく天気がいい。ズボンがGパンだとムシムシ暑くてかなわない。 古い建物が全体的に黄色をベースにしてるのが珍しかった。 日本の白壁の蔵とかを、卵色に染めた感じのイメージで、コロニアル。 川沿いには古い船や椰子の木があって海っぽく、ものすごく雰囲気がいい。 市場では横で魚が水揚げされてたりと活気がよく、気持ちいい。 お洒落カフェばかりで少し高そうだったため、川沿いの屋台で昼食。 こういったところは英語があまり通じないけど、カタコトのベトナム語と ジェスチャーでなんとかなるもんだ。少しづつベトナム語覚えてきたし。 ベトナムの家庭料理みたいな、普段あまり見かけないような料理が多かった。 その後歩いて街を一周、といってもかなり広くて疲れ果てたんだけど。 タンキーの家、フーンフンの家、チャンフー通り77番の家など、 見所は貿易都市時代のオールドハウス。トゥボン川のボートトリップも。 「来遠橋/日本橋」には屋根瓦がかかっており、橋の中には小さなお寺もある。 橋の中に吊るされてる提灯には「ホイアン」とカタカナで記してあるのだ! 街中にはアートギャラリーが多く、店先に絵を掲げてる店がかなり見られた。 そしてお洒落で可愛いベトナム小物売ってるお店が多くて、心惹かれた。 いろいろベトナムまわったけど、買い物するならホイアンが一番かも。 ココにしかないようなお洒落鞄、財布、サンダル、小物、など。 しかし、ベトナム人はかなりやり手だ。商売上手で値切るのが大変。 疲れたので川沿いのベンチに座って果物齧りつつ一人でぼーっとしてた。 川の向こうには民族的な島みたいなのがあって、地元人がスポーツしてる。 ちょっと行ってみると、何十人もの子供達が元気いっぱいに遊んでた。 人懐っこい子が、「見て見て」と大技らしきものを披露してくれたり、 小さな子が木の棒の上から落ちて「危ない!」と思ったらぴんぴんしてたり。 そんな感じで子供達と交流(?)して、気づいたらもう夕方になってた。 帰り道にうまいヨーグルトと、うまいフローズンヨーグルト食べた。 というかベトナムのヨーグルト最強に美味しいってば!!一個3000ドンくらい。 個人的にはブルガリアのヨーグルトよりもおいしいと感じた。 クリームチーズみたいに濃厚な風味で、クリーミーでもちもちしてて。 一日一個は食べてたかも。で、保存場所が冷たすぎたのかカチカチに 凍ってる店もたまにあって、そこではフローズンヨーグルトが楽しめる。 宿に戻ると、フエで一緒に宮廷料理を食べた人(通称ラオスくん)と再会! うわー驚いた〜〜!今からニャチャン行きのバスに乗るんだって。 と思ったらなんと一緒にホビロンを食べた浪速くんにも再会! ちょうどさっき、フエからのバスがここについたところなんだって。 HOPYENのドミがfullだったため、他の旅人見つけて一緒に部屋シェアしてた。 (ドミと言っても一部屋しかないため、皆なかなか泊まれないみたい) といっても二人部屋8ドルをシェアしたら一人4ドル。ドミは2〜3ドル。 しかもこの二人部屋半端なく綺麗でスゴイ。ベットは大きめ、テレビ、 たんすらしきもの、テーブル、浴室には浴槽付き!!!すごい羨ましい。 さて、夜は三人でホイアン名物を食べにレッツゴー! お洒落カフェだらけで高そうだねーってうろうろしてたところ、 ちょうど手軽そうなお店があったのでそこに入った。 メニューいくつかあるんだけど、メニューによって値段違うし^^ きっと外国人用とベトナム人用の値段なんだろうなぁと思いつつ。 ホイアンの一番の名物「ホワイトローズ」を聞いてみたら、 店員の女の子が「これ、おいしいよ」とページを見せてくれたんだけど なぜか指で値段のところを必死に隠してる(笑)これも値段違うらしい^^ そんな感じで店員の若い女の子と一緒にきゃーきゃーわいわい騒ぎつつ、 注文した料理は3つ。(そして多分これがホイアン三大名物料理) 日本のうどんがルーツともいわれる麺「カオラオ」、「揚げワンタン」 見た目が白い薔薇に似てる蒸しシュウマイ系「ホワイトローズ/バンバク」 最初に出てきたのはカオラオ。汁気の少ない硬めのうどんみたいな印象。 それにカリカリとした何か、チャーシュー、野菜たっぷりで。 汁がヌクマムベースなんだけど、日本の醤油みたいな印象を受ける。 三人で一つのカオラオを突付いてると、隣のベトナム人カップルに笑われる。 きっと「一杯の掛け蕎麦」みたいに思われてるんだろうなぁ、と思い 「いや、違うんだ、今に見てろー」と軽く弁解する人たち(笑) これをきっかけに仲良くなって(?)ちょっとお喋りしてた。 ホワイトローズは、柔らかくてつるつるしてジューシーで、これまた美味しい。 最後に出てきたのは揚げワンタン。これがまた絶品だった。ホイアン最高。 中にぎっしり具が詰まった揚げワンタンに、トマトと玉葱をベースとした ソースがかかってて、西洋のような中華のような、ともかく絶妙のハーモニー。 この揚げワンタンは全員が「最高に美味い!!!!」との評価を下した一品。 最後会計のときもベトナム人カップルに笑われて、やっぱり外国人料金らしい。 (でも一人1ドル以下だったし、本当にどれも美味しくて大満足だったし) なんかもうそんなのも気にしなくなるくらいベトナムに染まってきた^^ 夜の街並みを散歩して宿に戻ったら(道に迷いそうになりつつ) 同じドミには西洋人カップルの旅人。いろいろとおしゃべりしたら就寝。 翌日はせっかくなのでミーソン遺跡に行く事にした。 ミーソンはベトナム語で「MY SON」、つい英語のMy sonが思い浮かぶ。 4〜12世紀に建設されたチャンパ王国のヒンドゥー教聖地であり、 チャンパ遺跡群としてはベトナム最大のもの。緑豊かな山の中にある。 朝ご飯に宿の向かいのおばあちゃんからフランスパンを2000ドンで買ったら、 その後に買った人は普通に1000ドンだったらしい。あらら、やられた^^ 宿で申し込んだらバスがピックアップに来て、ほとんどが西洋系の人ばかり。 ベトナムでは全然雨降らなかったのに、今日は久々に雨で残念な気分。 入り口から少し歩く。4人乗り風のジープに8人も詰め込まれ移動。 最初に見たのがミーソン遺跡B群とC群。なかなか綺麗に残ってる。 ガイドさんの説明を聞くも、ベトナム訛りが酷い英語で聞きづらい。 むしろ何語で何言ってるのかよく分からない状態、困った困った。 遺跡のすぐ向こうにはマハーパルヴァダという聖山が見える。 まさに弓形という名にぴったりの、歪みの無い美しい曲線の山。 自由に遺跡A群・E群・F群を見るも、ベトナム戦争で破壊されたものが多い。 やはり一番美しいB群C群のところに戻ると、もう誰も人がいなくなってた。 わーいと思って、雨で苦労しつつ頑張って自分の写真を撮って遊んでた。 遺跡に囲まれたった一人でいると、タイムスリップしたような不思議な感じ。 帰り際にH群も見て、意外とこじんまりとしてたなー、という感想。 草に埋もれひっそりとした遺跡群で昔の栄華を偲ぶのもなかなかの気分。 雨に濡れて寒いのにバスは相変わらず冷房ガンガンで、凍えそう。 宿は朝チェックアウトしてたんだけど、ドミのシャワー借りる事に。 うわー寒いーってシャワー浴びるのに、水シャワーで冷たいのが悲しい。 シャワーから出ると、フエでホビロン一緒に食べたクリシュナくんと再会。 ひー!ベトナム再会しすぎだし!多分ベトナム細長くて旅のルートが 南下or北上の二種類しかないから、こんなに再会するんだと思う。恐るべし。 唯一の薄手の上着も濡れて冷たいし、あとTシャツしかないし寒くてガチガチ。 この時ほど他の旅人の着てるフリースを羨ましく思ったことは無いね(笑) 外でカオラオとスープで温まる。お腹ペコペコで死にそうだったし。 カオラオはホイアン限定にしとくのは勿体ないくらい美味しい。独特だし。 スープは揚げワンタンのソースみたいな味がして、暖まったし美味しかった。 その後雨のためあんまり外も出歩けず残念だったなぁ。 さて、夕方になると夜行バスで次の街ニャチャンに向け出発。 これもまた宿までバスが来てピックアップしてくれる。 チケットによると夜6時ホイアン発→朝6時ニャチャン着だって。 旅行者バスなんだけど、空いてる席に地元人もかなり乗ってきて満席。 相変わらず夜行なのに椅子席で、窮屈なまま就寝、おやすみなさい。 当時のレート 1VND≒0.0069円≒0.0001US$ 1ドル≒14000ドン(≒100円ちょっと) |
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