あみの東南アジアバックパッカー放浪記。

旅記06ベトナム・ハノイ編「食い倒れベトナムの旅スタート」

◇中国・ベトナムの国境を越える
さて、中国側のイミグレ手続きも終わり、歩いて移動する。
国境で「せーのっ」ってやろうと思ったのに線がひいてなくて分からず。
ベトナムのイミグレでも、英語だけじゃなく中国語が通じたので楽だった。
普通に雑談した後、手数料6元って言われて払おうと思って
一応さっき払った旅人に聞いてみたら2元だって。なんだとー!
ベトナムの有名なぼったくりは、既にスタートしてたみたいです。
「6元じゃなくて2元でしょ!」って言ったら、むこうも態度激変して
「あ?いいからさっさとよこせよ!」と逆ギレ。さっきまで仲良く話してたのに
怖いよーベトナムーと、思いつつ2元払って長かった手続きも完了。

◇ドンダン→ランカイ→ハノイ移動
と、一緒に来た旅人のおじさんがあまりにパスポートぼろぼろなため、
怪しまれてイミグレの職員に止められて「入国拒否」されてた。
「無理かもしれないので先に行って」とのことなのでここであっさりお別れ。
旅の前「ベトナムは普通に外国人をぼったくるから気をつけて」といろんな人に
注意されてたため、何するにしても騙されてるんじゃないかって異様に緊張(笑)
今まで中国語が通じてたけど、ベトナム語全く分からないので不安だらけだし。
中国側ではレートが悪いだろうと、中国元からベトナムドンに両替してなかった。
聞いたところここドンダンは中国元も使えるし、両替も至る所で出来るらしく。
しかし、一直線にハノイまで向かおう!ということですぐランカイに行って、
そこでまたハノイ行きの人が来てバスで向かったため両替する暇もなく。
移動のバスは無理やり頼み込んでドルで払えたんでまあ助かったけど。

◇車窓からは素朴で美しい田園風景
それにしても車窓からの景色が本当に息を呑むくらい美しかった。
田園風景が延々と続いて、その田んぼの緑が鮮やかで綺麗なこと。
水牛がいて、子供達が遊んでて、畑仕事してる人もいて。
なんて綺麗なんだろうって、何時間風景見てても飽きなかった。
このバス本当にハノイに向かってるのかな、と心配になりつつやっと到着。
バス降ろされた場所は「ユース」っていう名前の宿の前。勧誘がものすごい。
ネット付きで1日3ドル。西洋系が多く、歩き方にも一応載ってるらしくまあまあ。
とりあえずドルじゃご飯も食べれないので人民元→ベトナムドンにいくらか両替。
聞いた話レートは1ドル≒1万4千ベトナムドンくらいが目安みたい。
ドンは日本より桁が多くて、ちょっとしたもの買うのでも1万ドンとか。
5万ドン札とか10万ドン札もあるし。お金持ちになった気分!?(笑)
ゼロが多すぎて頭の中で計算するのもついていかないので、かなり苦労した。
あと、新しいお札はプラスチックで出来てるので、ボロボロにならない。すごい。
この宿にしようかな?と思いつつ、やっぱり前々から決めてた宿に行くことに。
前に名刺貰ってる「PRINCE 79 HOTEL」ってところ。結構有名な安宿らしい。

◇やっと到着したハノイの安宿
地図を見ながら歩くも、肝心の自分の現在地が分からないため、苦労する。
道行く人に話しかけるも、英語で話すと通じない事が多くて逃げられたり、
なんとかジェスチャーで聞くも、地図に細かい道が書いてなくて迷ったり。
多分1時間くらいは歩き回ったんじゃないかなぁ。バックパック重すぎだし、
シクロとバイタクと客引きが通りかかるたびに声かけてきて、それはもう物凄い。
10秒に1回は声掛けられるかクラクション鳴らされるかで、さすがベトナム。
やっとのことで宿を見つけた。ドミトリー1泊2ドル、しかし部屋は7階。
うんしょ、うんしょと歩いて登って(もちろんエレベーターなんて無い)到着。
ベッドが部屋にギュウギュウに詰めてあって、隣のベッドとくっついちゃって
ダブルベッドみたいになってる場所もある^^;。やっぱり掛け布団は無いかー。
ドアには「鍵をかけないで下さい」の文字。で、やっぱり一日中ドア開けっ放し。
相変わらず水シャワーで水がチョロチョロなのは安宿では定番だし。

◇何を買うにもぼったくりかとドキドキ
とりあえず荷物を置いたら何か食べに行く。そういえば朝から何も食べてない。
大荷物がなくなったからか、声もほとんどかけられることが無くなった。
黄色いご飯に、芋みたいなチーズみたいなのと鰹節風のガーリックチップが
まぶしてあって、つゆをかけてある食べ物が街角で売ってて。おいしそうな香り。
まわりがいくら払うか確認しようと思うも、食べてる人ばかりで払う人いない。
英語喋ったら外国人ってばれちゃうと思って、ベトナム人の振りして買うも、
ベトナム語まだ全然分からない状態だったため結局はジェスチャー。
とりあえず1万ドン出してみて、おつりもらおうと思ったら「ピッタリ」らしい。
う〜んこれは騙されたかも・・・と悶々として(後で聞いたらこんなもんらしいけど)
食べてみたら美味しい!なんていう料理かわかんないけど、すごい美味しい。
今までに食べた事無い味と食感、材料が何なのかも不明だけど。かなり満足。

◇バイクに一家4人乗りって
その後はいろいろ一人で街探検して過ごした。道がに迷いそうになる。
道が斜めに繋がってるからか、小道が多いからか、本当迷路みたい。
通りごとに同じ系列の店が並んでて、通りの名前もそれに因んでるのだ。
道端で美味しそうな食べ物があるとついついつまみ食いしてしまったり。
街の中心に湖があるんだけど、湖畔でのんびり街の人観察して過ごしたり。
それにしてもベトナム(ハノイ)のバイクの多さには驚いた。
車よりバイクのほうが多くて、しかも2人乗りとか4人乗りですり抜けていく。
信号の無い道を渡るのは中国で慣れてたけど、小回りがきくバイクが
何台も何台もひっきりなしに走ってる道は、中国の何倍もの難易度。
バイクに何度も轢かれそうになってヒヤっとした。すごく危なかった。

◇夕食は屋台でイカとハトとカエル
夕方宿に戻ると、今まで誰もいなかったドミの部屋に何人か戻ってきた。
一人は明日サパに向けて出発する人、一人は連泊してる韓国人のお兄さん。
ちょうどみんなチェックアウトしちゃって今はこれだけしかいないんだって
今朝チェックアウトして今夜出発する旅人が教えてくれた。
で、その韓国人のお兄さん、あだ名が「リー君」というんだけど
プレイボーイで危険らしいので遠くにベッドを移動させてくれました(笑)
せっかくなので何人かで一緒にご飯することに。誰かとご飯なんて久々・・・。涙
中国だと列車移動とか招待所泊まったりで、旅人と出会わなかったんだよね。
まず安っいビアホイ飲んで(ビールとは全く別物の薄さらしいけど)
カエルと、イカと、ハトを食べた。カエルが美味しいとこに食べに行った。
カエルは鶏肉っぽいから結構食べる機会も多い。ハトも美味しかったー!!
ビール瓶の王冠の裏を剥がしてみろ、っていう現地人のジェスチャーにより
剥がしてみたらなんとくじになってるみたい。ハズレだったけど。
で、その後も何度か剥がしてみたら、なんと3本目で「当たり」が出たのだ!!
1万ドンと交換してもらってラッキー♪ご飯代の補助になりました。

◇ビアホイ世界旅人交流
その後またビアホイのんびり飲みつつまったりしてたらいろんな人と知り合った。
(道端に風呂イスみたいなのいくつも置いてイスと机代わりにしてある)
Princeの隣のBamboo Hotelで働いてるベトナム人の男の子とか。
英語がベトナム語訛りでかなり聞き取りづらかったけど、大学生だって。
ベトナム語の挨拶表現とか買い物表現いろいろ教えて貰っちゃいました。
オーストラリア人の旅人、今日本で働いてるアメリカ&イギリス人とも話した。
今までずっと中国語だった環境が急に英語になって、喋るときに苦労しまくり。
無意識のうちに中国語が出てしまうもので、かなりのジレンマ感じちゃいました。
狭いからか、近くに座った人に気軽に話しかけられるのがいいのかも。
それにしてもリー君のセクハラ発言と行動が物凄い(笑)かなり疲れる^^;
宿に戻って寝るも、掛け布団が無いのはどうも心地悪いため、
洋服を体にかけて寝る。夜中に大雨で窓から水が入ってきたため閉める。

◇最高に美味しかったおばあちゃんのフォー
新しく旅人が来たため6:30に目が覚める。ホーチミン廟などうろうろ散歩。
昨日の旅人は全員いなくなってしまって、なぜかリー君がついてきて。
朝ご飯にフォーを食べる。これこれ、ベトナムといったらフォーだよね♪
道端でおばあちゃんが作ってる。周りには地元人がいっぱいで、美味しそう。
スープのベースはトマトっぽくて、酸味と辛味が調度いい感じ。
小エビが入ってて海鮮風の味もして、なんとも奥深い味。すんごい美味しい!
米の白い麺はほどよく柔らかく、お好みでハーブ系の葉っぱを入れて食べる。
あまりの美味しさに感激してしまって、スープ1滴ものこらず飲み干して完食。
この後もいろいろフォー食べたけど、やっぱりこの時のが一番印象的だった。

◇まだまだ美味しいものいっぱい
あとはベトナムコーヒー。薫り高くて濃い目でかなりお気に入り。
ガラスコップの上にアルミフィルターを置いて、ポタ・・・ポタ・・・と垂れてくる
コーヒーが溜まるまでじっくり待ってから飲むのがどこでも見かけるベトナム風。
お気に入りは練乳入り。白と黒の二層に分かれてるのを、かき混ぜて飲むの。
かなり甘めな上コーヒーも濃い目だし。これは結構はまってよく飲んでたなぁ。
あと緑茶っぽいちょっと独特な味のお茶も、休憩がてら飲んでた。なんと1000ドン。
チェーっていうデザートややシントーっていう生ミックスジュースもあるし、
ご飯は何食べても美味しい上、フルーツやスィーツも充実。幸せすぎー!
昼ごはんはブンボーフエ(北部のつけ麺)とネムザン(揚げ春巻き)。
ブンボーフエはめちゃおいしいって聞いてて食べたかった料理。
炭火で焼いた肉とハーブみたいな草を麺にあわせて、甘めのタレにつける。
ひー。まじ美味しすぎ!!!!!特に肉の炭火の香りが食欲をそそって。
南部では食べられないのが残念な位、すっごい美味しかった。また食べたい。
あと、ベトナムは生春巻きが有名だけど私は揚げ春巻きの方が好き。
一個一個が一口サイズで何個でもパクパク食べれちゃう。ん〜〜〜満足。

◇可愛い雑貨も充実
ベトナムはすごくカワイイ雑貨が多いので、買い物するには楽しい場所だと思う。
「女の子だったら絶対楽しいと思う」っていろんな男の子羨んでたし。
キラキラする生地に花柄の刺繍がしてあるバッグとか財布とか。
うちが気に入って買ったのは「Slik Sleeping Bag」っていう薄手のシュラフ。
ペラペラのでシュラフと言えないような代物だけど、こういうの欲しかった。
日本で欲しかったシュラフ1万円→これ値切ったら2ドルくらいだったし。
この後掛け布団の無い安宿で蚊とダニ対策に大活躍してました。
それにしてもベトナムは現地語あまり喋れないし商人の商売がうまいしで
他の国よりも値切り交渉が大変。なかなかプロいです。

◇さて、フエを目指そうか
海の桂林と言われるハロン湾にツアーで行きたかったんだけど、
時間が足りなくなるかな、と思って結局行かなかった。(ノービザなもんで)
桂林行ったばっかりだし、桂林見たんなら別に・・・って意見も聞いたし。
時間があったなら逆方向だけどサパの山岳少数民族とかも見てみたかった。
とりあえず南に下らなければ、ということで次に目指すは古都フエ!
宿の周りの旅行代理店何軒かまわって一番安いところを探してくれた。
とりあえずフエまでのチケット買おうと思ったんだけど、ホーチミンまでの
OPEN TICKETを手配してくれた。この時はあまり機能分かってなかったけど、
システムは「ハノイ→フエ→ホイアン→ニャチャン→ホーチミン(私の場合)」と
行きたい場所のチケットを貰って、その都市についたらそこのオフィスで予約。
宿の前までバスが来て次の都市の適当な宿まで連れてってくれるみたい。
なんか便利みたいなのでオススメされるままこれにしてしまう。
それにしても思ったより安かった。多分16〜18ドルくらいだったと思う。

◇さてさてどうなる夜行バス
旅行してて何の出費がかかるって移動費の負担が結構大きいんだよね。
飛行機はありえないにしろ、なるべく夜行列車とか使って節約するようにしてる。
列車にも乗ってみたかったんだけど、結局バス全部買ってしまって残念。
なんか外国人は硬席は不可でベッドの特等席しか買えないだとか、
チケット買うのも大変だとか聞いたけど、実際はどうだろ、そうでもないのかな。
今後香港に向かうリー君、逆方向なのにフエ行きのチケットこっそり買ってるし。
後で気づいて驚いた。ハノイの真ん中の湖では夜に水上人形劇やってた。
人形が結構リアルでいうなれば「キモ可愛い^^」ちょっと欲しいかも、なんて。
というわけでいろいろあった一日、ハノイにもお別れして夜行バスで出発。
なぜかバスの隣の席には勝手についてきたリー君。
(またこのパターンかよー!去年の雲南思い出す。)一体どうなる事やら!?
当時のレート(多分?)
1VND≒0.0069円≒0.0001US$
1ドル≒14000ドン(≒100円ちょっと)
 
ハノイの街並み。やたらバイクが多い
 
鳥専門店。鳥籠が並んでて素敵
 
ハノイの中心にある湖
 
湖には橋が架かってて島にもいける
 
湖畔にて。ベンチで皆休んでる
 
pigeonこと鳩。小さいけど美味しい
 
街角でビアホイ飲みつつ語り合う人々
 
これがフルーツかき氷と練乳のチェー
 
南国果物たっぷり、準備中のチェー
 
ブンボーフエとネムザン。本気美味!
 
独立記念の像のような気がする
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