中国の旅〜ラサ編1(セラ寺・料理・ミニゴンパ)

旅記24〜チベット自治区・ラサ編(1)〜「到着!宿探しとセラ寺コルラ」

8/9昼。やっとのことでラサに辿り着いたわけですが。
朝方どぶにはまったせいで、ドロドロぐちょぐちょ。
靴の中も半分以上が分けの分からない物質で埋め尽くされてる。
ぬるぬるして歩くのがキツいし、臭いから一秒でも早く洗いたかった。
そんなこんなでやっと辿り着いた宿「キレーホテル」
日本人旅行者の評判もいいみたいだし、チェックしてた場所。
「ドミ空いてますか?」「部屋は既にいっぱいです」「・・・Σ(゚口゚;」
すぐにでもチェックインしてシャワー浴びたかったのに・・・。
ショックを隠しきれないまま、側の水道でとりあえず足を洗う。
靴の中からいろいろな物が出てきて、ちょっとビビる。
しかも何回流しても臭い落ちないし、黒い水が出てくるし。

やっとのことで許せる範囲になって、再度宿探しに出発。
「バナクショーホテル」を通り越してたことに気づかず、
「カダホテル」が見つからず、西洋人が多い「ヤクホテル」をあたるも
ここもドミがいっぱいで部屋が空いてないとか。うきゃーー!
やばいー。チェックしてた安宿がどれも駄目だなんて・・・。
疲れた足を引き摺りながら、次の頼みの綱「スノーランドホテル」へ。
「一番安い部屋!空いてますか?お願い〜〜」って頼み込んだら
偶然ギリギリ一つ空いてたみたいで、助かったぁ〜〜〜〜。
早速部屋に荷物置いてシャワー。やっとこの臭さともお別れだ・・・(涙)
汚れた衣服の洗濯も一気にしたんだけど、Gパンは特に洗いにくかったー。

さてさて。一息ついたらラサ散歩。
ラサは思ってたよりも都会で、人々がイメージするチベットの
イメージとは少しかけ離れてるかもしれない。中国化してて。
でも、やっぱり通りをちょっと入ると、チベットチベットしてる。
地元民はマニマニしながら歩いてるし、すごいいい感じなのさ。
ポタラ宮まで歩いて行って、とりあえず写真だけ撮って帰ってきたり。
バルコルをマニマニに混じって一周してみたり。のんびりしてた。
うちは計画変更してなぜか勢いでラサに来ちゃったんだけど(笑)
ラサに憧れを抱いて来てる旅人が多くて、そういう人なんかは
ポタラ宮を目の前にして感激&チベットに来たっていう実感沸いたりしたって。
すっごい大きいんだよねー。紅宮と白宮のコントラストも綺麗。

心配してた高山病は大丈夫だった。やっぱり気合いだね!(え、違うかな)
来る途中の山で頭が痛くなったくらい。でも、着いたら治ってるし。
飛行機で来た人はもちろんのこと、バスで来た人もしばらくは頭痛とか
気分悪くなって外出れなかったりしてた。多くの人がやられてた。
階段を登るとちょっとでも、すぐに息がきれてハァハァしてしまう。
二階への階段を駆け上がるだけで、疲れて立ち止まってしまう。
この辺はやっぱりここが高地であることを思い知らされるんだよね。

部屋に帰るとうちの部屋は全員西洋人だった(しかもほとんど男)
でもいい人多くて、カタコトの日本語で話しかけてくれたりとね。
後で聞いた話、日本人とか西洋人かためて部屋に入れてるらしく。
なのに部屋が空いてないため、ここに紛れ込んでしまったらしい。
この日は旅人をそんなに見かけることなく、西洋人多いなっていう印象。
7人部屋で、大量のハエがぶわーって襲ってきた(以後慣れる)
もしキレーホテルが空いたら移ろうかなとも考えてたなぁ。

大きな宿にはどこも掲示板があって、シガツェ、サムイエ、ナクチュ、
ナムツォ、ネパール国境、ヒマラヤ山脈ベースキャンプ、などなど
一緒にランクルチャーターで行く人募集してる張り紙ばかりなんだよね。
うちは「天の湖」として是非行くべきだと勧められたナムツォは
とりあえず行きたかった。あとはナクチュのホースレースも行けたら、くらい。
ネパール国境行って、ネパールやインドに行く人が多くて羨ましかったな。
ネパールとインドものすごい行きたいよ〜〜〜。残念。涙。
キレー・バナクショー・ヤク・スノーと四箇所の宿の掲示板チェックして
いい情報が無いか探してた。なかなかピッタリくるのが無いんだよね。

8/10。どっか行こうかなーと思うも、どこも入場料高いんだもんっ。
あとラサは物価が高いと思う。タクシーにしろバスにしろ食べ物にしろ。
でもとりあえずセラ寺に行ってみる。一人で出発、出発〜〜〜。
でも、バス停に立っててもバス止まってくれないんだよね。
手を挙げないと止まってくれないんだけど、恥ずかしがり屋のため
何台か乗り過ごした後、やっとのことで乗り込めた。
セラ寺に着いて、入り口にて。チケット売り場があるのに
地元民とかみんな普通に入場料払わず入ってるんだよね。
あれ?タダなのかな?ラッキー♪と思ってそのままうちも払わず入場。
もしかしてもっと中で払うのかもしれない、と思い常にドキドキ。
そんなことばっかり考えてたので、ろくろく中は見てないんだよね(笑)

お寺の裏山が岩山で、そこに登れそうだから目指していった。
そしたら広い広い岩山があって、石に仏画が描いてある。よさげ。
セラ寺の裏山は鳥葬が行われてるらしいんだけど、もちろん発見できず。
セラ寺の背中、遠くにポタラ宮、下にチベット集落が見えて眺めがいい。
どんどん岩山を登っていった。途中で中国人の家族連れのおじさん達に
「怖くないのかい?」「大丈夫かい?」って声掛けられたりもして。
その後は地元民についていったら、この辺はコルラルートだったみたい。
大きな仏画が多かったり、ヤギいたり、すっごい雰囲気良いルートだった!
で、ルートを辿ってるといつの間にか出口を出てたみたいで。
気づいたら入り口横の所まで戻ってた。まだ中よく見てないんだけどなー。
で、もう一回入ろうとしたら「待って、チケット買え」って止められた。
だから入るのを止めた。あー、やっぱりチケット要るんだったんだ。
知らないまま入っちゃったけど、まぁラッキー♪ということにしとこう。
次回もラサ編。鳥葬の話とか。

旅記25〜チベット自治区・ラサ編(2)〜「チベット仏教の鳥葬」

8/10。セラ寺から戻ってきてからのこと。
宿に戻ると、実は日本人も結構多かったことが発覚。
ちょうど今週、ナクチュで賽馬節っていうホースレース祭りやってて
チベタンがカラフルな衣装で対決したり、馬で競争したりするんだって。
歩き方チベット編の巻頭特集に載ってたみたいで、興味ある人が多かった。
明日行くって人がいたから、ついでにうちも一緒に行くことにした。
テントたくさん張ってるらしいけど、泊まる所あるかどうか分かんないって。
でも行ったら行ったでどうにかなるかな、と思うのはいつもの事で。
食糧買い込んだんだけど、値段が書いてない小売商店ばっかりで。
値段を比べ悩んで買う自分にとって、毎回いくらか聞くのは面倒。
しかも微妙にぼったくられてる気がするし。
ま、後でラサの物価が高いだけだと気づくんだけどね。
やっとのことで、唯一(っぽかった)の大型スーパー発見。
ついつい安さに負けておいしくないお菓子買ってしまうんだよね〜。
高いけどおいしいお菓子、買いたいけどいつも我慢我慢。

夜は鳥葬見に行こうという人が集まってた。
鳥葬っていうのは、死体を鳥に食べさせて供養するっていうあれです。
結局は見に行くのはやはり無理でした、っていう結論だったんだけど。
実は8/4、8/6くらいまでは普通に見ることが出来てたみたい。
どこかとは言わないけど、観光客がバシバシ写真撮ってたから
お寺もチベタンもすごい怒って、公開禁止にしたんだって。
確かにね。そんなことされたら公開禁止にだってなるさー。
それがほんの数日前のこと。本当に、ちょっとの差だった。
だから旅行者の中には見たって人も結構いた。
普通にツアーみたいなの開催されてたから、それで行ったんだって。
数日前に来た旅行者なんか、来た日の前日まで見れたって聞いて悔しがってた。
彼曰く、ほんの少しの差で見れなくなったって知ってよけい見たくなったみたい。
どこそこのお寺に泊まり込んで、お坊さんと仲良くなって
カメラとか持ってないの証明して頼んだら見せてもらえるとか
いろいろ情報飛び交ってたんだけど、結局は行かなかったのね。

ついでに、その後は鳥葬について語りあう(笑)
((あ、こういう話が気持ち悪かったり苦手な人がいたら
  なんだかゴメンナサイ。とばして下さい。))
鳥葬って本当にチベット仏教の教えを端的に表してると思うんだよね。
彼らは肉体には全く固執してないから、死んだらただの肉なわけで。
それを鳥に与えて食べられると、無駄が無いから。自然の循環。
鳥に食べさせるのは天に近づくため、なんていう後付けがあるけれど
結局は高地のチベットで他にあまり動物がいなかったからじゃないかって。
死体はしっかりザクザク切込み入れて、血の臭いで鳥を集めるようにして
一通り食べ終わったら、今度はもっと細かく砕いて食べやすくするらしい。
骨も細かく砕いて、肉に混ぜて肉団子にするとちゃんと食べるんだって。
功徳のあるお寺には、名の無いお寺よりたくさん死体が寄せられてくるらしく
立派な人ほど細かく砕かれて、最後の最後まで食べられるようにするらしい。
お坊さんもいろいろ大変だよね。死体運んだり、肉体労働系っぽいし。
鳥葬についてはいろんな意見があるけど、うちは道理に適ってると思う。
しばらくここで過ごしてるうちに、彼らの宗教のあり方とか分かってきたし。
せっかくだから見ておきたかったなって、少し思う。

うちが行こうと思って通り過ぎた郎木寺(ランムース)っていう場所。
そこは雲南のチベットや四川のチベットみたいに、チベット自治区外の
チベット文化圏なんだけど、そこで鳥葬見たって人もいた。
そんな所でもやってたとは知らなかった。
あと、遠くのお寺で鳥葬やってた場所を覗いてきた人がいて
髪の毛とか血がいろいろ散乱してて、生々しかったらしい(^^;
マナーが悪いせいであまり見ることの出来なくなった鳥葬。
興味本位の対象になりやすいから。今後はどうなるんでしょうね。

次回もラサ編。おいしい食べ物。


旅記26〜チベット自治区・ラサ編(3)〜「チベット料理の一覧表」


今回はチベット料理とか、食べ物関係の話をまとめてみた。
まずはうちが食べたチベット料理の紹介。

ツァンパ
お寺に行くとお坊さんが握ってくれるらしいツァンパ。
小麦とかそば粉みたいな粉に、バター茶混ぜてこねこねしたもの。
ツァンパに憧れを抱いた少年がいたので、宿で粉とバター茶もらって作る。
こねこねしてるとだんだん団子みたいになってきて。
すごいおいしいって訳じゃないけど、素朴な味で気に入る。

トゥクパ
チベット風うどん。むしろ、うどん風チベット(?)
チベット料理の定番。一番庶民に親しまれてよく食べられてる料理だと思う。
面がモチモチで固めで粉っぽい独特さ。ヤク肉がいいスープになってると思う。
味の濃さもちょっとラーメンに近い気がするんだけど、どうなんだろう。
おなじみ料理だからどの店にもあるんだけど、それぞれ微妙に違う。
うち的には定番だしお気に入りの料理だったんだけどね。

ガンバン
名前あってるかな?チベット風焼きソバ。
面はトゥクパでおなじみの、自分を主張してるしっかり面。
この面も慣れてくるうちに、すごい気に入ってくるから不思議だよね。
肉、玉葱、青椒なんかも混じっててボリュームいっぱい。
味付けっていうかソースがとろとろ気味で、こってりしてて
普通に日本人好みの味だと思う。おいしいのだ〜。

チベットカレー
その名の通りカレー。他に名前があるのかもしれないけど。
カレーといえるのか不思議な料理だったけれど、ギリギリカレーかな?
なんか、ご飯の上にスープのような黄色い汁が少しかかってて、
かなり大きなヤク肉がどどーんとのってる。ジャガイモと紅生姜みたいなのも
あるんだけど、紅生姜みたいなのは食べてみたら大根の和え物っぽい味だった。
ヤク肉は思ったより癖が全然ないし、柔らかくてぽろっと剥れて食べれる。
意外なヤク肉の柔らかさとおいしさに軍配。

バター茶&甜茶(ミルクティー)
チベットのお寺に行けば出てくるバター茶。はっきり言ってマズイ(笑)
濃すぎてあんまり飲む気にならないし、塩っぽいというかしょっぱい。
逆に、甜茶は大人気。地元民も旅行者もお気に入りなんだよね。

さて、その他の食べ物の話に移ります。
ラサはフライドポテトがやたら多いのね!!!
道を歩いてると、必ず道端でジャガイモ揚げて売ってるの。
しかも雲南の串刺しタイプ、西寧のそのまま丸切りタイプじゃない。
ざく切り、細切りから、いかにもフライドポテトっぽいギザギザ細切りまで!
なんでこんなに!?芋取れすぎたのか!?ってくらい山のように売ってる。
スノーの前の通りなんか、隣同士に3、4箇所売ってたりして迷うくらい。
もちろん「一番好きな食べ物はフライドポテト(柔らかめ)!」と豪語する程の
ポテト好きな自分が黙ってるわけもなく。毎日のように食べてた(笑)
一袋1元(15円?)だなんて、マックで買うより断然経済的だし。
天津にも売ってればいいのに。幸せに浸りながら毎日食べてた。

ある日、宿のみんなでご飯食べた時のこと。
人数いるからせっかうだし中華で円卓囲むぞ!って張り切る。
一人だと多い料理は頼めないし、麺ばっかり食べちゃうから。
適当に歩いて、たまたま入ったところに円卓あったからそこにする。
なんとそこにはポタラ宮があった!(偽の飾り物なんだけどね)
ポタラ宮が見えるーって言って、騒がせてしまいました(笑)
その時、中国語を話せる人が私以外ほとんどいなかったから。
店の人の話やメニューを通訳する形になってしまったんだけど。
ここで恥ずかしすぎる失敗をしたんだよね。ああ、調子に乗りすぎた。
何品か注文してて、その中で「ラサチャーハン」を頼んだ時、服務員が
「この辺の特産のスペシャルの○○があるんだけど、いる?」って言ったの。
○○があまり聞き取れなかったんだけど、脚(tui)って聞こえたから
火脚(huotui)つまりハムをチャーハンに入れるかって事なのかな?って思った。
「よく分かんないけど、特産のスペシャルいるかどうか・・・等等」
って感じに相談したら、話し合いの結果「いる!」っていう結論になった。
注文し終わって。おしゃべりしてたら料理も来て、おいしいし楽しく食べてた。
しばらくして・・・なんだかすんごい大きな羊肉の塊みたいなのが来たんだよね。
あれ?と思って「こんなの頼んでないよ!だから要らない」とか文句言い出す。
だってメニューで確認したら60元くらいするありえない高さの料理だったから。
そしたら服務員は「いや、頼んだはずだよ」とか言うから口論になった。
最後には注文をとってた人が、この女の子が要るって言ったじゃない!
って私を指して半ギレしてるんだよね。そこで気づいた。やっちまった・・・。
あの○○はスペシャルな羊脚の事で、チャーハンの具じゃなかったんだね。
服務員もさりげなく言ってくるし、値段なんて全然言わないし、酷いよ(涙)
中国でこんな風に乗せられるなんて、思いもしなかった。微妙にやられた感。
美味しいしせっかくだからスペシャルで!ってみんな笑って気にしてなかったけど。
自分の中国語過信して、調子に乗りすぎて、人に迷惑掛けてしまった。
どれもおいしかったしお腹一杯食べたけど、心に痛い思い出となりました。
ああ、この事はなかなか忘れることができなさそうだ。

隣のスノーランドレストランのケーキが9時から半額なんで、買って食べる。
スノーの宿泊者のほとんどがここのケーキお気に入りで、毎晩食べてるの。
夜に買って朝ご飯代わりにしてる人なんかもいた。みんな大好きなのだ。
本当においしい!おいしい!すんごい大きくて焼きそばとかの入れ物に
入れてくれるんだけど、こんな美味くて大きくて3元(45円?)なんて、感動モノ。
日本で食べたら500円くらいしそう。そのくらいの価値もある。
しかもね、中国ってデザートが充実してないから。
ケーキも体に悪そうな毒々しい色をした、それ一種類しかないし。
こんなちゃんとしたケーキ食べたのなんて久しぶり。
ヤククリームチーズケーキが特においしいの!ヤクのミルク使ってるのか、
今までに食べたことがないような味で、でも病み付きになるおいしさ。
他にもキャロットケーキ、バターケーキ、チョコレートケーキなどなど。
こんな普通のタイプのケーキ、中国じゃなかなか無いよー。
というわけで、日本に帰るまでの分食い溜めしときました(笑)
次回はゴンパ巡り編。


旅記27〜チベット自治区・ラサ編(4)〜「ミニゴンパ巡りと禁教のお寺」


8/11。朝起きたら外が真っ白。煙焚きすぎてもくもくしてるの。
聞いた話水曜日は特にお香を焚く日らしく、そのせいだったみたい。
ナクチュにホースレースを見に行くのは結局止める。
というのは、ナクチュとナムツォ両方回るツアーがあるって聞いたから。
その旅行会社に話を聞きに行くも、中国人ツアーは目的地よりも
お土産やさんで過ごす時間の方が長いとか、ハードスケジュールやらで
結局は「考えておきます」っていう結論に至ったんだけどね。

その後、5月くらいからずっとチベットにいるという姉さんに
ゴンパ行きたいけど場所が分かんないの〜って言ったら、連れてって貰える事に。
すごい長期滞在!!チベット仏教やゴンパに詳しいゴンパ姉さんです。
名付けて「ジョカン周辺ミニゴンパ巡りツアー!!!」
一緒に行くのは、うちと姉さんともう一人、うちの一個下の少年くん。
まずは宿の向かいのお店で「甜茶(ミルクティー)」飲んでから。
ここは雰囲気が凄く良いの。地元民で埋ってて、賑わってる。
コップ一杯4角(5、6円?)なんだけど、バター茶なんかより
全然おいしくて、ヤクミルク使ってるのかな。何杯もおかわりしちゃうんだよね。
(ちなみに姉さん曰く、シーズンに伴い3角から値上がりしたんだとか)
ヤカン持ったおばちゃんがすぐに注いできて、机の上のお金取ってくの。

その後はミニゴンパ巡り。途中ありえない腹痛に襲われるも、なんとか回復。
ミニゴンパは外から見ただけじゃお寺だって分からない場所も多く、
ガイドブックに載ってない場所なんかにも連れて行ってもらった。
中のお坊さんに話しかけられたり、仲良くなったり。
小さいながらもあったかい場所が多くて、すごく楽しかった。
「魂の袋」もちゃんと触ってきたよ。中に入ってるのは多分ツァンパ(笑)
一つ一つ特色があって、アニ・ツァングンっていう尼寺は花が多くて。
全員尼さんだからか、花がいっぱい咲いてるし綺麗にしてあって素敵。
あとお寺が作ってるお守りがあって、これがものすごく可愛いのだ!
お坊さんの手作りらしいんだけど、四角くて糸が巻いてあってメチャ可愛いの。

全部で8箇所近くゴンパ訪れたと思う。結構いろいろ行ったんだなー。
ゴンパ姉さんが解説してくれるから、何も知らないで見るより全然おもしろい。
チベット仏教の四つの宗派とか、神様それぞれの紹介とか。
顔が変わっても持ってるグッズで神様見分けられるんだって。
ゴンパ姉さんが好きな神様は、いつもお尻に目があるロバに乗ってて
骸骨とサイコロを持ってるらしく、確かによく見たらいつもそうなの。
あと、人気のある神様の方がやっぱりお布施も多くなるんだって。
ダライラマやパンツェンラマがなんでどうなったとか、今はどうとか
はっきりとは知らなかった事も、いろいろ知って勉強になった。
他とは違って、神様等の偶像だけじゃなく人間の写真も飾ってあるのが
チベットの特徴かなって思ったんだけど、どうなんでしょう。

なんか、禁教にされた宗派のゴンパがあるらしく。
そこに行った人の話を聞くと、みんな体調が悪くなったんだって。
夜中に足を引っ張られてベッドから引き摺り下ろされたりだとか。
特に、赤いカタっぽいの貰った人が調子悪くなってるみたいだった。
体調が治らないから、お寺に帰してくるって言ってた人もいたなぁ。
怖かったけど、行ってみたら意外と普通の感じのお寺。
ここの神様は、もともと人間だったのが三つ目になり変化したので
他の神様の絵と比べても、人間ぽい部分がかなり残ってるんだよね。
後々心配してたけど、何も無くて大丈夫だった。ホッ。

なんか、うちの宿の旅行者が一泊二日のナムツォツアー始めたみたいで、
ランクルチャーターよりも多少安くいけそうだったので、行くことに。
ナムツォまでの公共交通機関が無いから、どうやって行くかがかなり問題。
タクシー捕まえて行こうとした挑戦者もいたけど、やっぱり無理な話で。
途中の村までバスで行って、そこからヒッチしようって人もいたんだけど
そこは一般の車は全く通らないから、ほとんどがヒッチ目当ての車で
だから高い値段を請求されるみたいで、悩んだ挙句止めてた。
女の子一人の方が、男の子や人数いるより車止まってくれるみたいなんだけど。
ほとんどの人がランクルで行ってるんだけど、チャーターだけで一人
300元かかって、プラス入場料やら宿泊代やら食費が要るんだよね。高いっ!
ナムツォに行きたがってる人多かったから、この際一緒に誘ってみる。
8人以上じゃないと開催されないっていうから、人誘いまくる(笑)
なんだかんだでここの宿だけで8人集めたのはすごいと思う。

写真家の女の子がいて、卒業式の個人写真とか写真館で撮ってもらう時
みたいな本格的三脚カメラ持ってるんだよね。学校から借りてきたんだとか。
貸したはいいけど、まさかラサまで持っていくとは思ってなかっただろうね(笑)
大きいし、珍しいー。ここまで担いできたなんて、偉い・・・。
見せてもらったら、画面大きいし景色が逆さまに写るんだよね。へぇ。
一人一人個人写真撮りたいって言われて、照れながらもその場にいた人は写る。
フイルムは大きいタイプのやつだから、一枚一枚撮るたび取り替えてた。
一人一人、個性がちゃんと出てて見ててもおもしろいんだよね。
で、その子は父親と二人で旅してて。みんなすごいなって言ってた。
いやー今となっては父親と二人で旅なんか出来ないかも。確かに。
お父さんは学校の先とか陶芸してるらしく、甚平姿がかっこよかったです。

他の宿に移ろうかって思ってたけど、スノーはなかなか居心地がいい。
他の宿まわってきた人に聞いた話、スノーが一番いいんだとか。
キレーは汚いし、ヤクは工事中で落ち着けない、バナクショーは少し高い、
旅人も日本人も多いし、スノーがなんだかんだで一番良いんだってさ。
ナムツォに行ってる間、みんな部屋をチェックアウトせず残しておくみたい。
実は今週末ラサでお祭りがあるから、今部屋がどこもいっぱいで大変だから。
一泊だけだし、うちも荷物置いて行っちゃう事にした。

夜はついつい話し込んでしまい、2時くらいまで起きてた。
明日7時出発だっていうのに・・・。私があまりにも防寒着持ってないから
周りの人が心配してた。ナムツォはここより更に高地だからもっと寒いらしい。
ラサは高度高いせいか日差しが強すぎるから、日中は暑い時もあるんだけど
日陰に入ると涼しいし、特に朝方と夜は寒い寒い!!防寒着無いのに。
砂漠みたいな感じなのかな、気温差が激しいって言うかそんな感じ。
この際こっそり宿の布団持っていっちゃえ!っていう意見があって、
うちも本気で持っていこうとしてた。さすがに恥ずかしくて止めたけど。
だってさぁ、勢いで来たから寒い時用の服なんて持ってきてないわけよ。
天津鬼のように暑かったし、こんな寒さを誰が予想したか。
ちゃんと起きれるか不安になりながらも就寝。
さて、次回はやっとナムツォ編。

宿泊した8人部屋のドミトリー。ハエが多く、洗濯物でいっぱい。
白壁の建物とベランダはギリシャを髣髴とさせる。と思った。
スノーランドすぐ隣のジョカン。赤い袈裟がチベットらしい。
入り口は多くの人の五体投地により、石が窪んでいる。
ポタラ宮を見ると、「ああ、ラサに着たんだ」と思わされる。
広場にはやはり中国の国旗。ちょっと悲しくなる。
セラ寺の裏庭にて。遠くにかすかなポタラ宮が見える。
この裏山を越えると、そこでは鳥葬が行われているらしい。
見えにくいけどここでも雪山発見。好きなんです、雪。
岩にはどこかしこにチベット教の神様が描かれている。
フラッシュで見えにくいけど特大チーズケーキ。マジはまった。
冬虫夏草専売店。チベット圏ではよく見かけた。
ジョカンにて。オレンジと黄色の色合いが、チベット式。
屋根の端っこや飾りなんかが、独特だと思う。
下にはバルコル、遠くにはポタラ宮が見える、ジョカンの屋上。
ドラゴンっぽい。細かいところにも神様が隠れている。
屋根の一つとっても、珍しいと思うんだ。
小さなゴンパの壁画。凹凸もつけてあって、神様がたくさん。
一つ一つにチベット教の神様があしらわれている。
額を地面につけ、五体投地を何度も何度も続ける。
夜のバルコルはまた一味違った雰囲気。

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