中国の旅〜山越え編(松藩・若爾蓋・夏河)

旅記16〜四川省・松藩編〜「ホーストレッキングはしなかった」

8/2。川主寺で一泊したんだけど、交通の便利な松藩まで戻ることに。
それがバスも何も無いので、タクシーで行くしかなくって。
何台か交渉したんだけどタクシーの運転手ぼりまくり。
どの運転手も高い値段じゃないといかないって言ってて、困った困った。
何台も交渉した挙句、やっとのことで乗り込み出発。
行き先が同じだったから、まだ韓国人の子と一緒に行動してた。
松藩で、運転手にホテル紹介してもらったんだけど、
あきらかに高級ホテルで、韓国人の子が値段交渉してて。
何元が何元になったんだけど、ここでいい?って聞かれたんだけど。
「高いから嫌だ」って言って、だんだん不機嫌になる自分(笑)
うちが事前に調べてた宿に行くことにして、探してる途中に
別の宿も覗いてみたんだけど、その子達曰く「汚いから嫌〜」らしい。
そんなん言ってたらうちと旅行なんて出来ないよ?(ニヤリ)
結局、探してた安い賓館が見つかってそこに泊まったんだけどね。
二人はあんま満足してないっぽかったけど、うちは勝手に手続きしてた(笑)

韓国人の子達は、ここでホーストレッキングするらしく、
うちも誘われて正直かなり迷ったんだよね。楽しそうなんだもん。
しかもここホーストレッキングの有名な場所らしく、皆やってるし。
道端にトレッキング帰りの馬がたくさん歩いてて、馬の街だった。
その子達は、ホーストレッキング後のルートがうちと似てるから
もし一緒に馬乗ったら、その後も暫く一緒に旅できるのね。
でもチベット・新疆まで行かないと行けないから、急ぎ足なのさ。
あと、値段も結構高いかなって思ったんだけど、実は安かったらしい。
馬に乗って遠くまで行って食料宿泊ガイド他込みで、1日100元(約1400円)。
その時はめちゃ高い!って思ったけど、よくよく考えたら安いと思う、うん。
中国の物価で考えるようになってしまってるからダメ
その子達は3泊4日で、近くの景色が綺麗な場所まわるんだって。いいなぁ。
後ろ髪を引かれつつ、駆け足で一人先に出発することにした。
明日の“若爾蓋/ゾルゲ”までのバス切符買うも、工事中で遠回りするから
時間も料金も増えててちょっとショックだった。うーーん。

街で買出し&散歩。
バスの中で食べるおかし(いつも安さに負けて不味いの買っちゃう)とか
長時間の暇つぶし用毛糸(マフラーでも作るか!と思い立った)とか買う。
ホーストレッキングの馬が水を飲んで休む、小高い丘の上に登って
街を一望したり、豪勢な屋根付き橋を発見したり、遊んでた。
松藩は街自体工事してて、伝統的街並みを新たに工事して「作ってた」。
どうなんだろとか思いつつ、多分観光客これからもっと増えるんだろうなって。
その後は、部屋に帰ってマフラー用の鈎針を自作する。
買おうと思ったら売ってなくて、仕方ないから自分で作るか!ってね。
割り箸をナイフで削って、「し」みたいなの形にするんだけど
途中勢い余って切りすぎたのが何個か。結局満足いくの出来上がり☆

夜は懐かしい電話かかってきて、嬉しい知らせがあった。
なんていうかね、忘れられてないんだっていう希望かな。
その希望のおかげで、今後もきっと頑張れるって思ったんだよね。
でも携帯の料金無くなっちゃって、慌ててカード買いに行く。
天津以外じゃ買えないと思ってたのに、普通にすぐ買えたから驚いた。
九塞溝から一緒だった、韓国人の子達とも今晩が最後。
別れは悲しいもんです。

次回は草原が続く若爾蓋/ゾルゲ編。



旅記17〜四川省・若爾蓋編〜「花が咲き乱れる草原が10時間」

8/3。松藩からバスに乗り込み、若爾蓋/ゾルゲに向け出発。
若爾蓋は中国名「RuoErGai(ルォアーガイ)」、
日本名「ゾルゲ」っていう場所。←ガイドブックごとに微妙に名前違う。
出発後の様子はというと…10分後に故障して道端で修理してた。
てか、今までの旅で学んだ事があるのね。
「中国の長距離バスは毎回必ず何かしら問題が起こり、
三回に一回は必ず故障で足止めを食らう!!!」
間違いない。本当にいっつも故障ばっかりでさー。慣れたけど。
バスに乗ってる人は地元民ばっかりで、ついでに隣の席のおじさんの
腰にぶら下げてるナイフが、こっちに当たっててゴツゴツしてた。
うちは先日買った毛糸で編み物したり、うとうとしたりしてた。

しばらくしたらすぐに草原に出たのね。そっから若爾蓋/ゾルゲまで
ずーーっと草原が続いてたんだけど、本当に最高だったなー!!!
花が咲き乱れて(まさに咲き乱れるって言う表現がぴったりなのさ)
ヤクや羊が放牧されてて、のんびり草食べたり駆け回ってるし
バスが通り過ぎるたびに、地元の民族が普通に手を振ってくれるし。
正直、こんなキツいルートなんでとったんだろって思った事もあったけど
その考えを覆すくらい、綺麗な場所だったのね。穴場っぽいし。

そいえば、麗江の後、シャングリラ、リタン、カンディン等のルートで
成都に上がろうと思ってたんだけど、高山病がやばいらしいし
夏なのに雪が降ってるくらい寒いので、一人では行かない方がいいって
言われてそのルートは中止にしたの。そこも本当花畑が綺麗らしく、
旅ツウの間に伝わる密かなオススメルートなんだけどね。
そこで見れなかった分、ここで十分見れたのかなっていう気もするんだ。

黄色・ピンク・赤・紫・白・青・などなどありとあらゆる種類が咲いてて。
しかもまとまって咲いてる場所は、目立っててすごい華があるの。
黄色なんて本当に光ってるように見える。ぶわーーーって咲いてるから。
ラベンダーの大群は、富良野なんて目じゃないよなって思ったし(笑)
草の緑色が見えなくなるくらい、花だらけの場所もあった。
ずっと窓見てても飽きないんだよね。移り変わりが多いし見とれてしまう。



その時の旅ノートに、こんな言葉が書いてあったから抜粋。
「中国の景色No1が九塞溝でNo2が黄竜なら、No3に入ると思った。
こんな無名なところでも良い所あるんだね。」
その後もっと綺麗な場所あったから若干ランキング下がったけど、
その時はこんなに感動してたらしいです、自分。うん、良かったなぁ。

10時間弱で若爾蓋/ゾルゲに到着!
小さな町だけどよさげな所だった。ここもまた四川省のチベットだし。
適当に招待所探して泊まったら、アイルランド人と中国人の旅人が同室だった。
で、一息ついたら町の探検に出発。日差しが強い〜。
タクシーやバスなんて走ってなくて、移動手段は三タクだけだった。
まぁ、小さいから町の端っこまで歩いていったんだけどね。
町の外れに小さなお寺があって、覗いてみたらまさにチベット寺。
赤い袈裟来たお坊さんがたくさん歩いてるし、小坊主可愛いしvv

その近くのチベットの村落にも遊びに行った。普通に人が生活してる。
うちみたいな観光客いないから、物珍しいのか少女に話しかけられる。
訛ってて聞き取るのが難しかったけど、しばらく会話して遊んだり。
川沿いの石の上でぼーーっと座って時間を過ごした。
目の前ではヤクが放牧されてて、もしゃもしゃ草はんでる。
ヤクやチベット犬に近づかれて、ギクッて固まったり。
「来ないで来ないでっ」って心の中で思いながら知らないふり。
両方とも意外と危険だったりするんだよね(笑)
ヤクは黒いのに顔だけ白くて、骸骨みたいなやつを多く見かけた。
もしくはパンダ顔っていうのかな。なんか可笑しいのー。
川を一列になって渡ってる姿が、なんだかほのぼのしてた。
空が真っ青で、本当にこの日は天気が良かった。緑も映えてるし。
ただ、小バエがものすごい頭の周りをうろうろしてるのね。嫌〜。
さっき話した子供も、めちゃめちゃハエにたかられてたけど
なんか数時間すると、だんだん気にならなくなってくるんだよね。
歩いててもずっとついてきて、うぎゃーって思ってたけど。



夜はたまたまご飯やさんのテレビでサッカーの試合を見かけ、
なんか青いユニだったから日本かも?と思ったら本当に日本だった。
わーアジアカップの試合じゃん!と思って宿に帰って観賞。
今回の宿は珍しくテレビがついてたのだ!おぉ〜〜。(かなりレア)
結局試合を見れたのは最初で最後だった。決勝見たかったな。
部屋で一人「あっ」「うわー」「よっしゃ」とか叫んでた。
中国人の子の反応が冷たかったけど、一人で盛り上がる(笑)
ハラハラさせられたけど、結局勝ったので嬉しかった。
そんなこんなで満足しつつ眠りました。
次回はチベット色が強い夏河編。



旅記18〜甘粛省・夏河編(前)〜「ここが本当のチベットかもしれない」

8/4。朝5時起きで、6時に若爾蓋→合作のバス出発。
なんとバスの中で西寧くん等に遭遇!!黄竜に続き二回目だよ、びっくり。
あれー車チャーターじゃなかったっけ?とか思いつつ。行き先も同じで。
というか、バスがなかなか出発しなくて。なんか揉めてるの。
長距離バスは指定席制だから、大抵前日に切符買うんだけど
座席番号23番の人が3人もいて(なぜー!)だから揉めてたみたい。
可哀想に、椅子も無く床にずっと座ってた人もたくさんいた。

いつもの如くバスが故障。
で、いつもの如く運転手さんが頑張って直します。
バスの下から「カーン、カーン」って打つ音聞こえてくる。。。
どんな古典的方法なんだよってツッコミ入れてたのにそれで直ってた。

合作についたらすぐにバス乗り換えて夏河へ。
成都を離れて以来、どの都市もマイナーすぎてガイドブック載ってないの。
とりあえず全国地図を見て、上の都市へ上の都市へって感じで旅してきた。
今思うとよく辿り着けたよなぁって感心してしまう(笑)
街の地図も持ってない所ばっかりだし、本当に手探り状態。
郎木寺(ランムースー)って所も良いよって聞いてたんだけど
場所がわかんなくていつの間にか通り過ぎてたみたい、残念。

夕方前に夏河に到着!!!若爾蓋から10時間くらいかかった。
ここまでの景色もすごく良かった。世界の車窓からっぽい(笑)
オーストラリアのエアーズロックみたいな風景が続いてるの。
なんか、赤い岩肌や丘が見えるし。中国っぽくなかった。
夏河は他の人の「旅行人」デジカメで地図メモってたから、
旅人が多く宿泊してるらしい「ラプラン寺招待所」に行ってみる。
近いだろうと思って歩いていくと、すんごい遠くて疲れ果てた。
荷物重すぎるってば。歩いても歩いてもまだ先なんだもん。
やっと辿り着いた!と思ったらガラガラの宿泊所…(−−
そんなんだったらバスターミナル前の所に泊まればよかったかもー。
旅人に出会いたかったから、ここまで歩いてきたのにさぁ。
シャワー無いけど10元という激安さだったから、良しとしよう!!
ベットの硬さと布団の汚さも、気にしない気にしない。
名前の通りお寺が経営してるっぽくて、お坊さんが服務員だった。
日が暮れるまでにまだまだ時間があるから、散歩に行くことにした。
(中国広いのに北京時間で統一してるから、この辺はズレが出てくるのだ)



ここ夏河はチベット外のチベットだから、すっかりチベット文化圏なの。
街を歩いてる人はチベタンとか地元民、赤い袈裟を着たお坊さんばかり。
ぶらぶらしてると、面白いもの発見。
お寺囲んで、ずらーーっと向こうの向こうまで続いてるマニ車があった。
「一周するには一時間以上かかる」とのこと。とりあえず挑戦してみる。
グルグル回しながら歩いていくんだけど、だんだん適当になっていく(^^;
地元のチベタン達が一生懸命回しながら歩いてるんだよね。
ちゃんと一個一個丁寧に回していってるのがすごいなって思った。
それがここのマニ車大きくて重いから、回すのすごい疲れてしまう。
いつまでたっても終わりが見えなくて、本当に長い長いマニ車だった。
一周するのは、ちゃんとしたら絶対2時間以上かかると思う。
さっと周るだけでも1時間はかかるな。ずっとマニマニしてた。

街が一望できる小高い丘があったので、そこに登る。
丘の上には中国人観光客とかお坊さんもいて、のんびり景色眺めてた。
確かに街が一望できる!!!素敵だった。こじんまりしてる街で。
お寺の周りとかチベタンの家は砂とか石で出来てる感じなの。
すごい異国情緒あふれてて、ラサよりもチベットっぽかったのは確か(笑)
旅を終えた今思うのが、夏河が本当のチベットだったのかもねってこと。
いや、何て言ったらいいか分かんないけど、人々がイメージしてる
「チベット」にかなり近いんじゃないかって思うんだ。
場所的にはチベット自治区の外側だけど、変わんないと思う。
丘を降りてぶらぶらしてると、黒豚がうろうろしてた。
うわー。可愛い!本当に色が黒かったから、じっくり観察してた。

夜はご飯食べて宿に戻ると暇ーー。
他の旅人いないし、宿に一人ぽつーんとしてる。
一人旅中はたまにこんな一人ぼっちの夜があって、寂しいんだよね。
他の旅人がいるときは、大抵おしゃべりしてあっという間なんだけど。
一人になるといろいろ考えて、考えすぎて孤独になってくるから駄目。
ひたすら日本に向けたポストカード書いたりして過ごしてた。
明日はラプラン寺観光だ!という訳で早めに就寝。
次回も夏河編。珍しい友達が出来ました(笑)



旅記19〜甘粛省・夏河編(後)〜「お坊さんやチベタンと仲良くなる」

8/5。さて、朝はのんびり起きてメインのラプラン寺へ。
ラプラン寺はお坊さんがガイドしてまとめて周るみたいで。
お坊さんが中国語で一つ一つ丁寧に説明してくれたんだけど、
宗教用語・専門用語だらけの上、早くて聞き取るのが難しすぎ!
途中で西洋人の団体・英語ガイド発見したのでそっちに乗り換える。
といっても英語も専門用語多すぎて、聞き取るの大変だったけど。
ガイドや説明があると、何も知らないで見るより面白いんだよね。

仏像や壁画あったり。ヤクバターで作ったバター塑像があったり。
綺麗にできてるんだよね。すごいバターっぽい匂いが部屋に充満してた。
西洋人の人は質問大好きなので(笑)進むのが時間かかった。
でもじっくり見れたし、今日は時間たっぷりあるんで良しとする。
見終わったあとは、自由行動だって。せっかくだからうろうろ。
で、気づいた。ここっていろんな所から普通に入れるんだよね。
横も、後ろも、何箇所も道路と繋がってるから。門も何も無いし。
入場料払わなくてもいけるじゃん!なんて一瞬思っちゃったけど、
あー、だから全員ガイドで見るようになってたのかもね。

メインの本堂以外にも沢山小さなお寺があるから、覗いてみた。
そしたらお坊さんがいて、軽く話しかけられて、そのまま雑談。
お坊さんのんびりのんびり過ごしてたけどそれでいいのかしら(笑)
「まぁ座って座って。お茶でも飲んでいってよ」っていうから。
ガラスのコップにお茶っ葉入れて、お湯を継ぎ足していくんだけど
何口か飲んで、五分の三くらい残ってるのにまた継ぎ足していくの。
こっちの礼儀なのかな、縁までいっぱいに入れてくれてた。
わんこそば状態なので、合計するとかなりの量飲んだ気がする。

三人お坊さんがいたんだけど、一人は中国語が話せた。
残りの二人はチベット語しか話せなくて、通訳してもらった。
置いてあった「パン食べなよ」って貰ったんだけど、ぱさぱさっていうか
ぼろぼろとこぼれる感じの、いかにも地元の手作りっぽい食べ物だった。
すっごいおいしいって訳ではなかったけど、嬉しかったなぁ。
お茶とパンと、自分達の文化でそのままもてなしてくれたから。
すごく良い人たちで、長い間ずーっと話し込んでしまった。楽しい!!
留学に来てるとか一人で旅してるとか言うと、ひえーって驚いてて。
写真一緒に撮ろうよって、それから現像したら送ってねって言われた。
ありがとうございます。離れがたかったなぁ。

その後、またマニマニ回って近くの黄金の塔へ行く。
本当は入場料いるんだけど、入っていく人がいたからついて行ってみる。
チケット買ってないけど、さりげなく紛れ込めるかもとか思って。
そしたら入り口でやっぱり止められた(笑)恥ずかしいー。
でもそのお坊さんと話してるうちに「入っていいよ」って言われちゃったv
やったーラッキー。塔の上からの眺めはすごく良かったのだ。

バスターミナルに明日の西寧行き切符を買いに行き、その後買い物。
地元民が被ってるチベット帽子(カウボーイハットみたいなやつ)欲しい!
そこでいろんな店で交渉して、一番安いところで買うことにした。
安さに負けて小さいの買ってしまって、ちょっとだけ後悔気味。
でも旅人っぽくていいじゃん〜ってお気に入りで、ずっと被ってた。

夕食は迷った挙句、昨日の晩・今日の朝と同じところに行った。
その方が人と知り合うきっかけにもなるしと思って。
「重い荷物を抱えてうろうろしてるか、一人で寂しそうにご飯食べてると
地元民が話しかけてくれるし、仲良くなれる」っていうあみ的方法。
そしたらやっぱりうまくいったよ。ビンゴ!
いっつもそこのご飯やさんにたむろしてる人達と仲良くなった。
運転手とかやってる人達かな、7、8人くらいに囲まれた。
せっかくなのでご飯食べながらいろいろお話しする。
旅先で出会うお兄さん&おじさん達はよくしてくれるので、有り難い。

ご飯後に「家に遊びにおいでよ」って言われたので着いて行く。
すると3人のチベタン(中国人でなかった)は近くの宿へ入っていく。
「ここに住んでるんですか?」って聞いたら「違うよ」って言うし。
ん?とか思って。突き当たりの部屋の鍵を開けてもらってるとき、
「知らない自分達について来て、心配とか恐れはないのかい?」とか
「これからちょっとした活動をしよう」とか言われた。
「全然大丈夫だよ」って答えたけど、一体何するのさ?
しかもそんな事言われるとかえって心配になってくるじゃん!!
するとドアが開いて、中の部屋はビリヤード場だった。ホッ。
ビリヤードは赤白玉の日本でなじみ薄いやつと、数字のと二種類した。
3人ともすんごい上手いんだもん。うちの下手さが際立つ・・・。

その後「今晩うちに泊まりにおいでよ!」って誘われた。
でも宿決まってたし、何より「外泊禁止令」が出てたのでお断りした。
(前回大理でおじさんの家に泊まったら後で怒られたのだ〜 ><)
めっちゃ何度も誘われて、断るの申し訳ないくらいだったんだけど。
「仕方ない、じゃあ遊びにおいで」って言われ、家に遊びに行った。
友達のチベタンも何人か集まって行ったんだけど、なかなか良い家。
ヤクミルクホットみたいなの出されたけど、マズイ(泣)
チベット語教えてもらったり、日本語教えてあげたりして盛り上がる。
一人女の人がいて、彼女は中国語全く話せなくてチベット語のみ話してた。
やっぱり中国語(漢語だからね)話せない少数民族多いんだよね。
別の人に「明日、草原に連れてってあげるよ!!」って言われたけど残念。
バス切符買ってるから明日朝もう出発しないといけないんだよね。
せっかくなのに、行かないでよってすごい引き止められた〜。

うち以外は夜ご飯まだ食べてなかったし、一緒にご飯食べに行く。
水餃子なんだけど、中身が羊肉で食べたことの無い味だった。
チベット音楽のVCD流して、みんなで歌って騒いでた。
字幕もうねうねしたチベット文字だから全く読めない!!
その後帰るって言ったら、タクシー停めてくれた。びっくり。
でもすぐそこで、歩いて1分で着くから(笑)断って。
宿の部屋まで送ってくれた。「こんな所なんだ・・・」って驚いてた。
本当に、別れが残念みたいで。もっと早く出会ってれば良かった。
今後も携帯に電話するからねって言われて。(本当にかかってきたし)
チベタンのお兄さん方と女の人。いい友達になれたって思うよ。
また会えたらいいなって思う。ありがとうございます。

次回は西寧編。やっと山越えが終わったぞー。

ヤクが放牧されてる広々とした草原を、バスで延々と進む。
天気も最高で、雲が広い草原に影を落としている。
ヤクと羊がものすごいいっぱいいる。この光景は圧巻。
草原式トイレ。「男」と書いてあるのが見える。板には隙間がある。
手前にはヤクらしき頭の骨が落ちてた。血がついてる。
広々とした野原。何時間窓の外を眺めてても飽きなかった。
黄色でところどころ明るくなった草原。綺麗で見とれてしまった。
富良野顔負け!?のラベンダー。でもシャッターチャンス逃す。
寺の裏通り。緑に白壁がくっきりと映える。
地元チベット民の集落。堤防が一直線に続く。
顔が逆パンダ状態の牛。またはガイコツ顔の牛とも言う。

家に帰る時間になると、一列になって川を渡る賢い牛達。

一周するのに何時間もかかる、延々と続くマニ車。
上の写真を遠くから見たらこうなる。寺の周りにマニ車が並ぶ。
可愛い黒ブタ親子を発見!黒いよー!と当たり前の事に感心。
小高い丘から寺を中心とした夏河の町を見下ろす。
寺はチベット式で、鳥が飛び交っている。
ヤクバターで出来た塑像。色彩がカラフルで、独特の匂いがある。
寺の広場で座り込み、お経を唱えているお坊さん達。
定番の香草が焚かれ、白い煙がもくもくと湧き上がっている。
仲良くなったお坊さん達と一緒に。いろんな話をした。感謝。
西寧までの道のり、またもや花畑に出会う。

BACK

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送