中国の旅〜麗江編〜
今回も写真があまり残ってないです(><)千と千尋みたいな街並みが紹介できなくて残念。

旅記7〜雲南省・麗江編(上)〜「愛しの麗江。概要と人物紹介」

うちがこの旅で一番気に入った、麗江編のはじまり。
7/19。大理からバスに乗り、麗江に辿り着いたのは夕方。
実は大理の宿で二人の旅人から勧誘受けてまして。名刺も貰った。
一人は「阿亮客棧」一人は「古城香格韻客棧」を勧めてくるの。
「ここすごいお勧め。本当に良かったよ!情報ノートもあるし」(阿亮)
「メッチャ良い!ここ最高だから!!絶対行って!!!」(香格韻)
どっちにしようかなーって考えてたけど、香格韻をとりあえず探す。
しかし、麗江の道はすごい入り組んでるから、道に迷い・・・。
重い荷物を背負ったまま、一時間くらい歩き回って、
周りはどんどん暗くなっていくし、へとへとになってしまう。
こうなればどこでもいいから一番先に見つかったところにしよう!
やっと見つかったのが、香格韻なのでした。疲れた、マジ疲れた。

入り口を入ると、元気なママがお出迎え。
ご飯まだ食べてなかったので、チャーハン作ってくれました。
動物がいっぱいうろついてて、最初はびっくりした。
犬が3匹と、猫が6匹と、さっき生まれたばかりの子猫が3匹。
あれ?宿に誰もいないなー寂しいなーなんて思ってると
夜の散歩に行ってたらしい旅人がどんどん戻ってきた。
みんなまったりくつろいでる。和気あいあいとしてていいなぁ。
夜デジカメ画像をチェックしてたら、またも写真が消えてた(泣)
大理の三塔公園や、少数民族や、食べ物の写真も・・・
一番悲しいのは中国人の彼とのツーショット写真が・・・
うわーマジ悲しい。というわけで、これまでの写真は無いの。

宿の主要メンバー紹介。
ママ(圧倒的パワー。適う相手はいません!)
パパ(ママに押され気味のナシ族のパパ)
小妹(住み込みで働いてる可愛いリス族の女の子)
放蕩息子(たまに見かけるホウトウ息子)
犬達(ペペ、ハチ、片目犬)
猫達(名前無いので勝手に命名されてた。そして命名した。
   ボス猫、親猫、クロ、トラ、太郎、次郎)
宿(中国の伝統的四合院で、くつろぎ椅子がいっぱいある)

麗江の紹介。
大理良い場所って思ってたけど、麗江は更に最高だった。
古い街並みは、世界遺産というのが頷けるくらい素敵で。
大理の何倍も広くて、小道が迷路みたいで。
小川は澄んでるし、タイムスリップした気分になる。
例えるならディズニーランドと(夢の国。テーマパークなの)
中国の100年前の街並みと(特に朝方と夜が雰囲気いいの)
千と千尋の神隠しを(あの温泉街の街のような感じなの)
ごちゃまぜにした感じ。うーん、伝わるかなー。
それで、夏でも街から綺麗な雪山がはっきり見えるの。
古い街並みとバックの雪山のコントラストが何ともいえず良いのだ。
今はすっかりテーマパークになってしまってるけど、それでも最高。
これは本当に中国の川?って思える位で、地元の人が汲んで使ってる。
普通に少数民族の人が民族衣装で井戸端会議したり歌ったり。
トンパ文字(象形文字みたい)のグッズ可愛いし、買い物も楽しい。
ただ、寒かった。毎日セーター着て過ごしてた。

7/20。散歩して、また道に迷う。でもおかげで把握できたぽい。
ぶらぶらして、後は宿でおしゃべりして終わってしまった。
夜は宿でご飯が出るのね。ナシ族の家庭料理がたくさん。
8品〜10品とか出てきて、宿の皆で一緒に食べるの。楽しい!美味しい!
皆で食べるのやっぱり美味しいなぁとか、珍しいのも多いし、
何よりママの腕前なのか、本当メッチャ美味しいの。
変な日本語で「バンゴハンー♪」とか騒いでて。
パパと小妹が「おかわりv」ってワンコそばのようにご飯ついでくる。
日本人はカレーが好きでしょ?って作ってくれたカレーは
サラサラしてて中国の味がしたけど、それもアリかな。
食べ終わった後は、満腹満腹、満足満足。
そのままお茶とヒマワリの種食べながら、のんびり。

7/21。大理で一緒の安宿に泊まってた子と、再会。
彼女も激しい勧誘にあい、ここにやって来たみたい。
二人で、白沙っていう近くの村に遊びに行くことにする。
ここも大理の喜州みたいに、小さな少数民族の村で。
村は素朴で、牛や鶏や豚が道を歩いてて、素敵なんだな。
土産物屋の兄さんがすごく良い人で、いろいろ案内してくれた。
まぁ、彼女が高い刺繍買ったからかもしれないけど、良い人で。
(自分の)少数民族の家見せてくれて、家族紹介してくれて。
有名な壁画があるんだけど、入場料いるなら見ないって言ったら
代わりに二人分払ってくれて「見なよ」って。リンゴとかもくれて。
日本語カタコト話せるんだけど、なかなか上手だった。

その後は「Dr.フー」の所に連れて行ってくれた。あのDr.フーです。
建物の外や中に、さくらももことか各国の有名な人のサインや手紙がずらり。
Dr.フーは英語ペラペラで。いいおじいちゃんって感じだった(笑)
最初に雑誌の記事やら手紙やら名刺(どれも日本語のやつ)見せてくれて。
長々と見せられたせいで、マインドコントロールにかけられたかも。
うちは健康なんであんま問題ないんだけど、一応薬作ってもらった。
ちょっと見ただけで薬草をぶわーって調合して、出来上がり。
大量の粉です。何日分あるのかってくらい。
で、料金は自分の好きなだけでいいらしく。その時に知ったー。
彼女が感動して払ってて、つられてしまった。反省してます。
後で宿で聞いたら、皆もっと少なかったみたいだし。
夜はまた、まったりと話し込む。なんか、いろいろ相談聞いてもらった。
反応は「いやいや、それおかしいよ!」っていうツッコミで・・・。
でもアドバイス貰った。結論としては「行っちゃえー!」だって。
というわけで、やっぱり長くなった麗江編。中編に続く。

旅記8〜雲南省・麗江編(中)〜「可愛い子猫とマツタケ祭り」

7/22。毎日ぐうたら過ごす。完全に沈没してしまった。
トンパ文字のハンコ作ったら、マジ可愛くてメロメロ。
しかも、ノリが良く腕もいいお兄ちゃんだった。
名前とトンパ文字を両方入れてもらって、トンパ文字がイイ!

そしてそして。麗江のうまいパン屋のうまいあんパンを食べた。
すんごいすんごいすんごい美味い!!!!!!!!
今回の旅行で一番美味しかった食べ物は、これかもしれない・・・。
日本でもこんな美味いあんパン食べたことないよー。ひー。
ああ、幸せ・・・。周りの旅人も競って食べてた。そん位おいしかった。

宿の猫が可愛くて。毎日戯れて過ごしてるの。
うち、怖いからあんまり動物好きじゃなかったのに、猫好きになった。
かなり小さな子猫がいて、ミー子って名づけてたのに
いつのまにか太郎と次郎って名前になってた(女の子なのにねぇ)
片手の平に乗るくらい小さくて、毛がふわふわで。
でもこの前生まれた三匹はタバコの箱よりも小さかった。
すんごい可愛いの。次郎はまだ小さすぎて、椅子とか飛び降りれないの。
だから自分の膝の上とか、目の前の机の上に置いて遊ぶ。
太郎はミャーって鳴くんだけど、次郎はミーって鳴いてて。
猫嫌がってるんだけど、逃げても捕まえてずっと遊んでた。
いじめすぎると育ての親らしいペペ(犬)が追いかけてきて、
ガルルルゥ〜って牙むいてくる。やっぱ犬は怖い・・・。

長く宿にいると、いろんな人が入れ替わり立ち替わりするわけで。
昆明で同じ宿だったラオスカップルや、旅人夫婦に再会したり。
自転車で旅してる西洋人のチャリダーなんかもいた。
この宿に何回も泊まってる常連さんの話はおもしろかったし。
ママ語を解説してくれて、OKにもいろんな意味があるんだとか。
「風呂で洗濯したらアカン!」とか「デ・ン・キ!タ・カ・イ」とか。
すべて大阪弁なんだけど、それがぴったり合ってる!
パパの主な仕事はハエたたきとご飯つぎだとか。

なかでも、折り紙を伝えながら世界中を回ってる日本人がいて。
うちらは「折り紙の伝道師/折り紙先生」って呼んでた。
折り紙って奥が深いんだよね。こんな面白いとは思わなかった。
パタパタ鳥、北京ダック、カンガルー、ゴキブリ、バラ、
なんていうのから動いて遊べる折り紙まで、幅広く。
みんな子供に帰ったようにひたすら夢中になって遊んでた(笑)
ドキドキハートっていうのがうちはお気に入りだったなー。
あと、組み立ててある折り紙を見て、自分で同じの作ってみるとか。
これはパズルみたいで結構一人でハマってた。意外と難しいの。
クジャクはギブアップしたけど、カメはなんとか再現できた!感動。

さて、夕食はその折り紙先生とかと企画したマツタケ祭り。
シャングリラ、麗江あたりはマツタケがいっぱい取れるらしく。
普段のご飯でお腹いっぱいなのに、更に大量のマツタケが!
先生がお吸い物と、焼きマツタケ醤油風味作ってくれた。
てかね、うち生まれて初めてこんなにマツタケ食べた!(涙)
お吸い物は、汁よりも具のマツタケの方が多いくらいで。
どばーーーって入ってて、日本じゃありえない入りよう。
しかもダシがすごい出てて、マツタケー!って感じ(どんな感じ?)
焼いたマツタケも、すごい大きくて醤油香ばしいし
(日本のダシと醤油持ち歩いてる先生、すごい)
熱々の裂いたらピロピロ〜って裂けて、おお、マツタケだ。
口いっぱいにほおばったら、食べるのが大変なくらい大きかった。
ああ、幸せ・・・。

7/23。また宿でのんびり。もしくは街をぶらぶら。
今日はある旅人(ヒゲの人)の誕生日らしく、プチパーティー企画。
うまいパン屋で、ミニカップケーキみたいなの買ってきて。
パパにロウソク無いかって聞いたら「有、有・・・」って出してきたのが。
停電用のものすごいでかいやつなのね。わーお。
「ハッピバースデートゥーユー」の曲とともに出したら。
カップケーキ小さいしロウソク大きすぎるしで、どう見てもお供え物。
ひえーー。何回見てもお供え物にしか見えない!!
ママは「もっと早く言ってくれたらケーキ用意したのに」って言って
急いでお得意のパンケーキみたいなの作ってくれました。
パパが買ってきてくれたので、久々にビールも飲んだ。いいねぇ。
というわけで、そろそろ麗江とのお別れも近くなってきて。
次回は麗江最後の回。

旅記9〜雲南省・麗江編(下)〜「宿で完全に沈没・・・さよなら麗江」

7/24。今日も宿でのんびり(以下略)ああ、沈没・・・。
予定してた梅里雪山も、虎跳峡のトレッキングも、美しい湖も行かず。
虎跳峡のトレッキングは、ちょっと前に土砂崩れで人が死んだらしく、
入山チケット売ってない(=責任持たないから入りたい人だけ入れってこと)
ってことはタダで入れるし、めっちゃ最高らしいから行く気満々だったのに。
二泊三日くらいかかるから、一人で行くと遭難とか山賊とか危険らしく。
「ありえないトレッキング」ってサブタイトルがついてるくらいだし。
でも、景色は最高らしくて、みんなすごい良かったって言ってた。
一緒に行く人探してたり、天気が悪かったりして、結局行かず。
ちょっと残念だな。湖も行くのにバスで一日かかるくらい遠いみたいだし。
「火祭り」は、ママが今日あるって言ってたのに日にち間違えてたし。
この辺で有名なお祭りで、タイマツぐるぐる回したりするそうな。

そうだ!ベトナム・ラオスに行こう!と思ったのに
リターンビザなくて中国出れないし。もったいない・・・。
シャングリラや雲南のチベット・リタンを通って成都まで行こうと思ったけど
今、時期が悪いみたいだし、5000メートル以上で高山病危険な上
雪降ってるくらい寒いから、一人だとやめたほうがいいかもって言われ。
列車を使ったショートカットコースで成都行くことに。
しかも、同じルートで行く人がいたので、ご一緒することに!

7/25。夕方出発なので、それまで心おきなく買い物と思い出巡り。
麗江は丘に登ると古い屋根がずらーっと見渡せて素敵だったなー。
夜の麗江はちょうちんみたいな赤い灯りで、雰囲気が良かったなー。
朝は雨で濡れた石畳が光って、空気がしんとして、好きだったなー。
小妹と一緒に遊びに行ったり、夜広場で踊ったりしたなー。
大理でひたすら流れてるひょうたん笛のメロディがあって。
麗江でも時々流れてるのね。あれは刷り込み戦法に違いない。
頭から曲が離れなくなって、結局CD買ってしまったからねー。おそろしや。

お好み焼き屋のお兄ちゃんが「鳥笛買ってあげようか?」って。
本人は既に購入済みで、気に入って吹いてた(笑)
でも多分使わないだろうなーと思って断ってしまった。もったいない。
一年以上アジア旅するっていう姉さんにもお世話になったな。
姉さんのアドバイスのおかげで、チベット&新疆に方向転換したから。
一緒にブロッコリーとキノコ食べたし(ブロッコリー好きなのv)
あとは猫好きの少年と、猫嫌いの少年とも、話いろいろした。

心置きなくクロとトラ(これは安易だけどうちの命名なのだ)
そして太郎と次郎と遊びまくる。次郎は最初より成長してたなー。
ツメたてて反抗するようになったし。大きくなってからに・・・(感動)
一緒に成都まで行く人(西寧くんと命名)も猫好きだったけど、
本当はもっと前に出発してるはずが、懐に入れた次郎がふんしたせいで
出発延長になって。それ以来「猫なんてきらいだー!」って言ってた(笑)

出発の時「キヲツケテー」って言いながらママがお守り首に掛けてくれて。
お腹がすくだろうってチャーハン急いで作って、
パンケーキみたいなの持たせてくれて。去りがたい。
来たときと、去るとき。両方ともチャーハンだったなーって思いつつ。
なんだかんだで一週間も滞在してしまった。自分でもびっくり。
宿の仲間が見送ってくれる中、出発。ママともハグハグ。
てか、お別れのときは泣きそうになるので、そっけなくなってしまう。
でも我慢できずに泣いちゃって、こっそり急いでゴシゴシ服の袖で拭く。
みんな手を振ってて、ありがとうって心の中でいっぱい言った。
パパがバス乗り場まで送ってくれて、「元気でね」って言ってた。
小妹はバスターミナルで待ち構えてて、「また電話するから」って
ギュって抱きついてきた。本当、働き者で可愛くて良い子だったな。
毎日明るくって、「二人から告白されちゃってどうしよう」って
相談事されたこともあったし。「ママに内緒で遊びに行こう!」とか。
電話番号教えてあげたら隣の部屋から掛けてきて、「えへへー」とか。
こっそり屋上に連れて行ってもらって、内緒の景色見せてくれたり。
ダメ!行っちゃヤダ〜って泣いてたり、良い子だったなー。
さようなら、宿の人達。さようなら、麗江。
本当に楽しくて、幸せな毎日でした。
絶対また来ます。

世界遺産、麗江の昔ながらの屋根が見渡せる。
 
白沙にて。牛がのんびりと歩いていて、タイムスリップした感覚。
 
白沙にて。屋根裏部屋に猫発見。壁は手作り感たっぷり。
 
白沙にて。ドアの向こうには、戯れるブタと鶏。子ブタが可愛いー。
 
白沙にて。犬にアイスを取られまいとする子供。
 
ナシ族独特の手法で手編み。こんな細かいなんて。
 
なんと!あの有名なDr.フーに漢方薬調合してもらったよ〜〜!!
 
ああ、こんな大量に入っていていいのかマツタケスープ・・・。
 
なんといっても炭火焼。丸ごと一本を大口でほおばる。
 
ブタのおかしら焼き。頭まるごと焼いちゃってました。
 
次郎が寝た隙にひっくり返す。敷いてあるのは大理染め。
 
クロとトラとか。(勝手に命名)気持ちよさそうに眠ってる。
 

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