中国の旅〜大理(下関・大理古城)編

大理郊外のマーケットにて。売られていく子豚。 普通に民族衣装を着ているお婆ちゃん達が可愛い。

※写真データが消えたため、二枚のみです。


旅記4〜雲南省・大理下関編〜「おじさんの家に泊まりドキドキ」


7/14。昆明から大理に向け出発!
大理といっても大理下関と大理古城があって、古城が観光地なの。
でもバスは大抵下関行きだから、乗り換えて古城に行くことになる。
どのミニバスにしようかなーって選んでたら
もうすぐ出発で、安いミニバスあるからって客引きに捕まり。
そのままタクシーで別のバスターミナルに連れていかれる。
切符すぐ買えって促されて、買った後よく見ると2時間後出発。
しかもさっき言ってた値段じゃないし。
バスはちょうど今出発しちゃったんだって。うおー騙された!!!
もう切符買っちゃったし、駅戻ろうにも別の場所だし。
「騙されたーーばかー!!」っておじさんに文句言うも後の祭り。

仕方ないから暇つぶしにその辺の人達と会話することに。
(少しでも中国語話す機会増やそうと努力してるのさ)
そしたらバイタクのおじさんやら客引きのおじさんやら
10人以上に囲まれ、わいわいがやがや。
「日本人の女の子は可愛いねー」だとか「握手して」とか
「抱きついていい?」とか「アミ、ウォーアイニー」とか
外国人が珍しいのかなんなのか、大人気?(笑)
おじさん達のおかげで暇だと思ってた2時間楽しく過ごせた。
しかも申し訳ないと思ったのか、さっきの客引きのおじさんが
ご飯おごってくれて、お腹空いてたからたくさん食べた。
バスが出発するときは、おじさんたちが見送ってくれて
窓から握手してバイバイしたり、なんだか良い人たちだったなぁ。
彼らに出会ったことを考えると、結果的には良かったのかもね。

大理行きのバスは、最悪だった。道がね。
今回の旅行で酷いバスには散々乗ったけど、ワースト1に違いない。
高速通ってるのに、高速自体が工事中で、道悪くて。
窓や天井に頭を何度もガンガンぶつけて、
特に寝てると更にガンガンぶつけて、痛くて目が覚めるの。
そんなんが延々と8時間も続くんだからたまったもんじゃない。
隣の席の中国人のおじさんと仲良くなって、おしゃべりしてた。
話好きなのか知らないけど、ほぼ7、8時間ずっと喋ってた(笑)
こっちは途中眠くて半分寝てたときもあるんだけど。
その大理おじさんのおかげで聞き取りの練習になりました・・・。
中国語喋るの早いし専門用語多いからなんだか疲れたー。

で、出発が2時間遅れたおかげで、到着も2時間遅いわけで。
下関に着いたのは結構夜遅くって。
しかも古城までバスで行く予定だったのに、時間過ぎてて。
大理おじさんが、「今日はもう遅いから明日にしなよ」って言った。
荷物持ってくれて、その荷物がタクシーに乗せられ。
「ちょっとおいでよ」って言うから、ついて行った。
タクシーの中で「5角(約7円)のホテルがあるんだよ」だって。
ん?とか思いつつ辿り着いたのは、大理おじさんの家だった(爆)
(まぁ結局お金は払わなかったんだけどね)
仕事の社宅みたいな感じで、広くて一人暮らし。
ちょっとヤバイかもー(^^;とか思いつつも、
部屋鍵付いてたし、悪い人じゃなさそうなので・・・。

「友達が心配してるだろう、電話かけときなさい。
でも、私の事はきっと話さないほうがいいね。
普通のホテルに泊まってるって言うんだよ」なんて言われ。
「疲れたでしょ、お風呂入りなよ」って言うから恐る恐る入る。
風呂場は中国にしては珍しくユニットバスでバスタブあって驚く。
まぁ、浸かるなんてゆっくりしたことは出来ないんだけど。
鍵あるから大丈夫か、と思ってさっさと入って出てきたら、
鍵が外側に差し込んだままで、普通に開けれたみたいでビビる。
窓も外の階段上がったら微妙に覗けるし。うわー。
その後はソファでいろいろ話してて、疲れたので就寝。
部屋が二つ三つあったので、空いてる部屋を借りた。

朝起きたら、大理おじさんはもう既に起きてて。
荷物持って出発しようとしたら、「重いだろうから部屋に置いときなよ」
って止められた。一緒に朝ご飯食べたら、仕事に行くみたいで。
部屋の鍵束渡されて、「観光終わったら帰っておいで」だって。
近所の「民族広場」がお勧めらしいので、一人で行ってみる。
ここで写真撮ってたら、デジカメの調子が急に悪くなり。
頑張って石林で撮った写真も、今までのが全部消えた(泣)
きっと内モンゴルの砂漠が原因に違いない。泣きたいくらいショック。

民族広場は大したことなくて、すぐマンションに戻る。
が、鍵の開け方が分からず、かなりドアの前で苦労。
ちょうど大理おじさんから電話かかってきて、帰ってきたから助かった。
「大理古城は日帰りで行って夜戻っておいでよ」って言われ。
「荷物置いていけ」って言われたんだけど、頑張って説得した。
そしたら「今日の仕事はもう終わったから、一緒に行こう」だって。
いや、別に一人で行けるのに・・・と思ったけど、ついてきた。
「民族広場は夜が綺麗なんだよ、だからもう一泊していきなよ」だって。
行く途中のバスの中でも「部屋の合鍵あげるから絶対帰っておいで」とか
「部屋も好きなように使っていいから」とか、ひたすら言われた。
というわけで、一時間ほどで古城に到着したのでした。
次回は大理古城編。量が多いから2回分くらいに分かれるかも。

旅記5〜雲南省・大理古城編(前)〜「船でアル海の小島探検へ」

7/15。やっと大理古城へと到着したわけで。
まずは安宿探し。道で客引きが多くて、宿の名前言っただけで
そこまで案内してくれるんだよね。ああ、南は人が優しい。
行こうと思ってたところはドミが空いてなくて。
別の宿当たろうと思ったら、大理おじさんが勝手に聞いてるの・・・
「あのー、ダブルルームありませんか?」って(爆)
「決めた。私も今晩こっちに泊まるから」とか言い出すし!
いやいやいや。でもドミじゃないと高いから、無理って断って。

次に行ったのは四季客棧って所。雰囲気がなかなイイ感じ。
ドミがなんと10元!(約140円)という激安さなのもかなり良し。
部屋ギリギリ残ってて、すぐさまチェックイン。
大理おじさんはというと、部屋を見たとたん絶句。
西洋人のお兄ちゃんが半裸で寝てるし、雑多でちょっと汚いし、
部屋の鍵はあるけど誰もかけてないし、トイレシャワーは共同だし。
私的には、他の安宿と比べたらかなり良いと思うんだけど・・・
「こんな所に泊まるのか!ひどい環境だ。やめなさい。
私のマンションに帰ってくればいいじゃないか!!」
なんて言ってたけど。「やっぱり今日は帰ろう・・・」って
こんな所には泊まれないらしいです。ちょっと一安心。

まだ昼前なので、午後は一緒に観光することに。
うちは別にいいって言ってるのに、なぜか船の値段交渉してるし。
「アル海」っていう湖を船でまわって、小島に行くんだって。
船代はなんと100元!を値切って60元にしてた。
一人だったら絶対行かないだろうなーっていう値段。。。
なんかいつのまにかチケット二人分買ってて、貰った。
船の上で「写真撮ってあげるよ」って言われて。
「後で、誰が撮ったのかって聞かれたらどうする?フフ」
なんてことも言ってた。天気は調度良く、気持ちいい。

島に着くと入島料もいるらしく、大理おじさんはショック受けてた。
小さなお寺みたいなのとか、少数民族の家訪問したりして。
地元の有名な「三道茶」飲んだり。(人生を表してるらしい)
味の全く違う三種類のお茶が出てくるんだけど、
普通っぽいの、甘いの、ニッケ水っぽいの。
器も入ってる具も全く違うし、なかなかおもしろかった。
あとは別の島で、高い塔に登ったり。周りが広く見渡せるの。
湖なんだけど「アル海」って言うだけあって、海みたい。
帰りは星型のチクチクしてて、皮をむくと芋っぽい食べ物があって。
初めて見たし、初めて食べた。不思議な触感。
大理おじさんは手を繋いでくるやら、肩組んでくるやら、
だんだんセクハラちっくなのがエスカレートしてきて、マジ勘弁。

岸に戻ってきて。アクセサリー売りつける人がしつこくて。
大理おじさんもずっとあしらってたんだけど、しつこすぎて折れてた。
なんか袋にいろんな物が入ってて、ちょっと嬉しそう。
中に入ってるペンダント(大きな緑の布袋さん・・・趣味悪い)
「おそろいだねー」って首からかけられ。“福”って彫ってある指輪を
薬指にはめられ「これで結婚だねー」なんて楽しそうに言ってた。
この辺はもう、ひいてたというか、早く帰りたかった(泣)
恋愛関係の話題ばっかり振ってくるし、本当、勘弁。
夕食とかも一緒に食べて、全部出してもらった。
アリガトウございます。

「麗江行くなら、一緒に行こうか」って、付いてくるのか!?
「一人は危ないから、私も行くよ」って、そ、そんな。
「とりあえず一旦帰るから、絶対また来るんだよ」って別れた。
その後も大理おじさんからしばらくずっと毎日電話があって、
合計100回くらい電話あったけど、一回も出ないまま終わった。
だって友達に危険だからやめとけーって言われたし、
なんだか向こう行き過ぎてた感じがしたから。ゴメンナサイ。
そんな感じで、大理おじさんとはお別れしたのでした。
次回も大理古城編。まだ続きます。

旅記6〜雲南省・大理古城編(後)〜「外国人の街・少数民族の街」

そうそう、肝心の大理古城について話すの忘れてた。
中国のパッカー沈没地、大理&麗江と言われるだけある。
うちも軽く沈没したんだよね・・・。本当、良いところなの!
古い古い街並みがあって、民族のおみやげ売ってて、
道の端には澄んだ小川が流れてて、柳が植えてあって。
普通に民族衣装着たおばあちゃんとか、いっぱいいて。
そのくせ外国人向けのカフェや料理屋が多いの。
英語や日本語の看板も多くて、くつろぐにはぴったり。
西洋人率がすっごい高くて、たくさん見かける。
リピーターや長期滞在者が多いのも頷けるんだよね。

7/16。さて、大理の朝。天気が良くないので一人散歩。
山にでも登るか、と思い立ち。ぐんぐん登っていく。
下を見下ろすと、空と、アル海と、緑が見えて。
すごい綺麗な眺めだなーってぼーっとしてた。
しかし山奥に入りすぎ、人民政府に迷い込む(笑)
今度は蒼山のリフト乗り場まで行ってみたけど、
天気良くないし「遭難するので一人では危険」なんて
ガイドブックに書いてあったので、登らなかった。
いや、リフト代が高かったのが一番の原因かも。

次は喜州っていう少数民族の町へ。
大理古城みたいに外国人向けじゃなくて、本当に地元民用。
小さいながらも、少数民族の人たちが暮らしてて、
古い町並みが残ってて、タイムスリップした感じ。
擦れてないっていうか、大したもの無いけど雰囲気が良いの。

帰りには有名な三塔公園に行ってみる。
よくガイドブックでも見かける、三つの塔と、池に映った塔と
後ろに雪山が見えて、前に少数民族がいるっていう。あそこ。
入場料が私的に高くて、入るかどうか三十分迷ってしまった。
結局入ったんだけどね。上から眺める景色も良いし、
三塔倒公園の、池に映った塔も美しかった。
帰りはバスに乗らず歩いてると、馬車の人に声掛けられ乗った。

宿でたくさん友達が出来た。一緒にご飯食べに行ったり。
中国人旅行者が最近だんだん増えてきてて、びっくり。
ニュージーの留学生もいて、中国語ペラペラなの。
うちも思ったことあんな自由に言えるようになりたいな。
中国人の男の子もいて、オシャレでカッコよくって。
ドミの同じ部屋だったんだけど、見た目日本人ぽい。
実を言うと、ちょっと惚れかけました(・_・*てへ。
違う、浮気じゃないのー。でもいい子だったなぁ。
夜、ベランダでお菓子食べたりするのも誘ってくれたし。

宿出る間際ごろは日本人旅人も結構見かけた。
タイで歌手デビューしてる日本人とか、いつも歌ってて。
なんか彼女と喧嘩して家出してきたらしい。
家出するといつも大理に来ちゃうんだとか。で、愚痴話が長い(笑)
他の日本人とか、うちと逆ルートで来たから情報くれたり。

うちの部屋10元なんだけど、他の日本人15元の部屋で、
なんでかなって思ったらベッドの柔らかさの違いだった。
うちのベッドは木の上に布敷いたっぽい感じの硬さで、
他の子のベッド触ったらふかふかで、おお!と思った。
まぁ結局寝心地より安さをとってしまうんだけどね。。。
硬くてかなり寝辛かったけど、すぐ慣れてしまった。

そんなこんなであっという間に何日もたってしまい。
買い物も楽しいんだよね。大理染めっていう布が有名で。
いろんな色、柄、大きさのがあって。もっと買えばよかった。
で、明日こそ出発するぞ!って決めたんだけど、
「第一回チキチキ焼肉パーティー」開催するからって
旅人に引き止められ、また一日伸びちゃったり。
焼肉のときは、旅人のいろんな話聞けて面白かったなぁ。

7/19。近郊にある、週に一回の少数民族のバザールに行く。
子豚、犬、猫、鶏、ヒヨコ、ウサギ、などから
食料、野菜、果物、衣服、雑貨などなんでも揃ってる。
子豚とか鶏なんて、いかにも今から食べられます!みたいな売り方で。
しかも売ってる人も買う人も普通に少数民族なんだよね。
民族衣装を着こなしてて、かわいいなーって思う。
午前中はバザール見て、昼にはもう麗江に向け出発。
一週間弱いたからか、愛着沸いたからか、旅人との別れからか。
何でかわかんないけど、大理離れるときちょっと涙が出た。
バイバイ、大理。また来たいな。
次回は愛しの麗江編。これもまた長くなりそうな予感。

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