中国の旅〜北京移動&昆明編〜
※砂漠でデジカメ故障した為、せっかくの写真データが消えました(泣)

旅記2〜北京→昆明・列車編〜「涙の列車で二泊三日硬座」

7/9。さて、内モンゴルから天津に戻ってきてすぐに。
部屋も引き払って泊まる場所もないし、今度は一人旅に出発です。
この時期は列車の切符がなかなか取れないから、
普通みんな先に買ってるんだけど、そんな時間もなく。
「ま、どうにかなるだろー」って感じで出発。
見送りに来てくれた友達には、「切符がなくて今日にでもすぐ
戻ってくるんじゃないの〜?」とか言われつつ。

北京に着くと、案の定昆明行きの切符は数日後まで売り切れ。
詳しいこと分かんないし、とりあえず北京西駅に行く。
すんごい行列!!自分の順番まで一時間くらいかかるの。
それなのに合計四回も並んだ自分って・・・。
切符無いって言われたので、困った困ったって外でうろうろしてたら。
ホテル紹介やら輪タクやらダフ屋のおじさんに囲まれ。
雑談しつつも切符頼んでみたり、話し込んでしまった。
手数料が高いので結局止めて、もう一度並びながら考える。
一度大同や西安に行って乗り換えるべきか・・・うーん。
結局、明日の昆明行きがあったので即買う!!
しかし、それは硬座(硬い椅子)の切符だった。ま、いっか。
韓国人の友達に短信(携帯メール)送るとすぐに電話かかってきて。
「硬座で二泊三日なんて、荷物危ないし、寝れないから辛いし、
切符買いなおして、一旦天津に帰って来い!」とのこと。
この「帰っておいで」って言葉がすごく居心地良くて、本当帰ろうと思った。
しかし、切符の交換のやりかたが分からんで、無理だった(^^:

夜も遅いので、行きつけのユースへと。
去年一ヶ月くらい連泊してた安宿で、会員カードまであるし(笑)
一年ぶりでも、うちのこと覚えててくれたのがなんだか嬉しかった。
でも、ご飯一人で食べてたら全然美味しくなくて。
めちゃめちゃ天津帰りたくて、へこたれてた。
しかもバスに乗ってるとき、隣の人にナンパ(?)されたし(爆)
なんかいい人だったから、普通に会話楽しんでたら
「どこ泊まるか教えてよ」とか「ホテルを紹介するよ」とか
「夜一緒に遊ぼうよ」とか「好きだー彼女になってくれー」とか(笑)
耳に息吹きかけられたり、いろいろセクハラチックなこともあり
だんだんエスカレートしてるし怖かった(泣)
さっさと逃げたけど、その後も電話やメールがキショかった(><

翌日。列車じゃあんまり寝れないからチェックアウトまで寝だめ。
その後夕方の出発まで暇だし、なんと豪華にマックへ!!!
すごい一人ぼっちが寂しくてご飯も美味しくないので、
こうなったら大好物のフライドポテトを食べて元気出そうと思って。
なぜか隣に座ってた黒人さんと写真撮りあったりした(笑)
日本に向けたハガキ書いてたらよく分かんないけど泣けてきて。
しかも一番お世話になった韓国人のお兄ちゃんから電話あって。
声聞いたら安心してもっと泣けてきた。
「なんで一人旅なんてするんだ、機会はまたいつでもあるじゃないか」
とか「今すぐにでも帰っておいでよ」とか、そんな言葉が嬉しかった。
うまくいかないことだらけで、なんで一人で来ちゃったんだろうとか、
早く天津に帰ってみんなに会いたいなーとか、そんな事ばかり考えてた。
切符もし買ってなかったら、この電話ですぐに帰ってたと思う。
(しかし!切符無駄にするなんて貧乏な身には無理な話で)
うちがどうしても帰らないって言うから、仕方なく苦笑いして。
「いっぱい電話するから、気をつけて行っておいで」って言われた。

お気に入りの前門でちょっと買い物して、駅へ向かう。
なんと「セブンイレブン」があって、マジ感動!!!
中国に来てからずっと食べたいと思ってたコンビニおにぎりとかあるの!
うおーー興奮。ついついおにぎりとポテトサラダ購入。ああ、日本っぽい・・・。
店出ようとしたら急に大雨。ありえない大雨で、道はすぐに川状態。
靴の中がぐしょぐしょになってしまったし、服も濡れた。

列車に乗り込むと4人席の窓際!やったー。
ガイドブック見て計画立ててると、だんだんワクワクしてきて。
旅人としての感を取り戻してきたのか、気分も良くなってきた。
これからの旅行がすごく楽しみで仕方なくて、泣いたのが嘘みたい。
人が多くて立ち席の人もすごいいっぱい。床で寝てるから足場ないし。
夜になると寒くって寒くって、雨で濡れたせいもあるのか。
まわりの人も寒くて寝れないみたい。ガタガタ震えてた。
窓のカーテン剥ぎ取って、体に巻きつけて寝てる人も。
暇になると周りの人とおしゃべりしたり、そんなこんなで
二泊三日の43時間はあっという間に過ぎ去ったのでした。
横になれないけど、キツいの慣れっこなんで全然平気だった。
問題は寒い二晩のせいで風邪を引いたことかな。
旅記3〜雲南省・昆明編〜「そんな・・・!石林で一人遭難する」

7/12。昼前に到着した昆明。南の都市だな〜って感じです。
しかもかなり都会で、天津よりも街かもーなんて感心したり。
さっそく有名な安宿にチェックインして、散策に出発。
今後の予習のため、少数民族博物館に行きたかったけど
休館日だったので諦め、公園めぐりをすることに。
とある公園の前のお土産屋さんの店主と仲良くなって雑談。
日本語教えてっていうから、いろいろ教えてあげる。
発音がちょっとおかしいけど、まぁいいか。
まだ旅の始まりなのに、お土産いろいろ買い込んでしまった。
パンダマークのタバコとか、象柄の携帯ケースとか、花文字とか。
昆明の信号機が珍しくて。青信号が動くのね、テクテクって。
すごくかわいくて見入ってしまった。おもしろーい。
夜になると同室の人たちが戻ってきてて、なんと全員日本人!
ラオスから来た青年&ラオスから来たカップル旅行者、でした。
中国で出会う旅行者って、大抵英語が通じなくてかなり苦労してる。
本当通じないからさー(笑)筆談で頑張ってる人が多いんだよね。

翌日。昆明に来たらやっぱりかの有名な「石林」でしょ!
と言うわけで一人出発。寝坊したためにバスがなかなか見つからんくて困る。
石林の入場料はメチャ高かったけど、学生証使えて良かったぁ。
大抵の人はツアーで来てて、個人旅行者はサニ族のガイドさんに
案内してもらうか、地図買って自分で見てまわるかしてました。
しかしー!!ガイドも地図も無しで乗り込んでしまった自分。
とりあえず人込みに着いていき有名な見所から先に回る。
写真写るのが好きだから、自分撮りとオート機能を駆使して頑張った。
旅行中は「写真家になりたいなー」って思うし、風景もたくさん撮った。
下から見ると石がぐわーって勢いで生えてるのが迫力あるし、
上から見下ろすと、石が花みたいに咲き乱れてて綺麗なの。

全部見ようと思うと一週間はかかるらしい石林。
せっかくだから全部見たい!と思い立ち、奥深くへと進入。
動物の形をした石やら、細い隙間を抜けたり、牢屋っぽい石やら。
いろんなバリエーションが楽しめた!自然ってすごいなぁ。
しかし、調子に乗ってどんどん奥へ行き過ぎ、観光客はおろか
人っ子一人いなくなるし、ざわめきも聞こえず静まり返ってて。
周りを見渡しても、高い石に囲まれ何も見えない。
歩いても歩いても石に囲まれたままで、他に何もない。
石と石の隙間から、かすかに空が見えるだけで。薄暗いし。
「ヤバイ、遭難したかも!」
そっか、どおりでみんなガイドか地図持ってたわけだ。
石林で遭難するなんて、そんなアホなー。みたいな。
頑張りすぎて端っこの方まで行っちゃったみたいです。
なんとか帰ってこれたけど、ちょっとした恐怖だった(笑)
そのかわり、見所らしいものはほとんど見たって自信がある。

夜は同じ部屋の子(ラオス君と命名)と一緒に夕食。
結構旅が長いみたいで、現地人に溶け込んでるというかなんというか。
ラオス君は人とのコミュニケーションが好きみたいで、
言葉通じなくてもお店の人とジェスチャーで会話して
仲良くなってて、すごいなって思った。
ちょっと離れた場所まで散歩行って、cafeでお茶して。
いろいろ話聞いてると、もっと沢山の国に行ってみたい!って思うの。
帰りは遅いからバスもう無くて、もちろんお互い貧乏旅行者だから
かなり長かったけど、おしゃべりしながら歩いて帰った。
昆明の夜はのんびりと更けていく・・・。

BACK

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送