あみの東南アジアバックパッカー放浪記。

旅記02西安・兵馬俑編 「バックパック背負って兵馬俑&秦始皇陵」

列車に揺られ、やっとのことで到着した西安。一年ぶりかな。
まずは憧れだった兵馬俑へと。実際見たら意外とがっかりするよ、なんて言われつつも
やっぱり一度はこの目で見たいし、前回の目的地だったのに行けなかったリベンジもあって。
あとは天津の「中国文化」の授業でも習って、一番先生が力を入れてた部分でもあったから。
歩いてたらちょうど兵馬俑へ行くミニバスが通って、そのまま勢いで乗り込んだ。
その時にやっと気づいたのが「やばい!バックパック背負ったままじゃん!」ってこと。
そのままバスに揺られ兵馬俑に到着。思ったほど遠くなかった。
他のみんなは軽装なのに、なぜか一人多荷物で観光。バックパックでかすぎー!重すぎー!
目立ってしまい周りの注目集めてるし。こんな凡ミスするなんて。ありえないありえない。
駐車場から兵馬俑入り口までがやたら遠いのさ。公園とか丘みたいになってる。
電気自動車で片道4元往復5元だったけど、ついつい歩いて行ってしまった。そう遠くないし。

入場料は90元だけど学割で45元。中国はどこでも学割が使えるのが嬉しいね。
建物がいろいろあってどこから入るか分からなくて、なぜか博物館に最初に入ってしまう。
その後2号館、3号館(崩れかけ?)に入ったら、次はお土産やさんへと。
発見者で本にサインをしてるという有名な人はこの人かいな。
で、360度のスクリーンシアターへと。映像はかなり古くて色合いもまちまちだったけど
内容はかなり良かった。兵馬俑の人形(?)が昔は色が塗ってあって、燃やされたとか。
歴史がすごく分かりやすかったし、360度なのでグルグルまわりながら全体見てた。
で、やっと最後にしてメインの1号館へと。こんなはちゃめちゃな順番で良いのだろうか。
今まで写真で見た通り、ずらずらーーーって並んでて、その数かなりのもの。圧倒される。
よく見れば一体一体服装、髪型、表情も違う。馬など人以外も精巧につくられてる。
ゆっくりと一周して、じっくり堪能する。歴史の流れを感じる。

帰りは小雨が降ってたし、いい加減バックパック重すぎだったけど
片道4元往復5元で1元の差が微妙だなーと思って、結局また歩いてふもとまで戻る。
そしたらやっぱり囲まれちゃいました!!これが噂の「兵馬俑人形セット売り」
随分前に聞いた話だと、最初300元でその後どこまで値切れるのかが留学生で争われてるとか。
一番安かったのは1元以下で3角とかって聞いたけどこれ本当なのか。さすがに信じられない。
私も挑戦して交渉してみる、といっても荷物になるしあまり欲しいとも思わなかったので
本当にいらないいらないって言ってたらバンバン値段が下がっていっちゃって。
結局ケースに入った一箱4個入りのミニ人形、全部で2元(約30円)になっちゃいました(笑)
ちゃんと立派なつくりなのに、こんな値段で元取れるのかなーとか逆に心配になる。
でもこれから旅長いのに、こんな重いしかさばるものいらないなーと思って
一番小さな人形を一個だけバラで頂いて、とりあえずちょっとした兵馬俑記念に。
でも(荷物のせいで)日本人だってバレたため、こっちが中国語喋ってるのに
値段交渉カタコトの日本語で言われるのが、なんかちょっと微妙な気分だった。なんでだろ。

その後ついでに近くにある「秦始皇陵」も覗いてみることにした。
うちが荷物持って目立ってるせいか、やたらいろんな人が話し掛けてくる。
道を聞いたらさっきの人形作ってる工場に連れて行かれそうになったり。
他にも「人形いくらで買ったの?」って聞かれて、(買ってないけど面倒だったし)
「2元」って答えた。「1体で?」「ううん、1箱で」「なかなか良いんじゃない」みたいな会話とか。
秦始皇陵の入場料は学割で13元。大人料金の半額以下で安かった。ここも世界遺産かな。
中に入るとすぐ目の前に見えるのが小高い丘。山というほどの高さではないけど、
頂上まで続く階段を見てるとかなりの距離があるように見える。うむむ・・・。
いろんな説明の看板とか蔵庫見て、「よし、登るぞー!」と勢いよく登っていく。
でも背中のバックパックがやたら重くて、なんでこの状態で山登り?みたいな。
「うおー!まさに苦行だし!」と、まさに修行のような気持ちで一歩一歩踏みしめる。
やっとのことで頂上に到着。後ろを振り返ると今まで登ってきた道が見える。
景色が綺麗に見渡せて、周りが平地だからか遠くまではっきりと見えた。

で、帰りにバスからエジプトのピラミッドみたいなのが見えて。
「世界七不思議ワールド」みたいな観光地だとか、他にも有名観光地があって。
興味あったんだけど、なんにせよ荷物があったおかげでいったんパス・・・。
とりあえず駅に戻って荷物預けて、身が軽くなったら散策再開!!
他のいろいろな観光地見て、バス停でおもしろそうな行き先探して適当に飛び乗る。
で、賑わってそうなところで降りてぶらぶら散歩と買い物。
「鼓楼」ってところがあって、同じ名前のとこが天津にもあるから行ってみた。
そしたら建物のまわりにやっぱり中国の古いグッズ売ってたり。
今まで行った中国の都市と比べてやたら西洋人が多くて、やっぱりこの古都的なのが
日本でいう京都みたいな感じで、外国人をひきつけるのかなって思った。
西安って街の中心部が立派な壁に囲まれてて構造がすごく面白い。
やたら歩き回って、そのまま駅に戻ろうと思ったのになぜか反対方向行ってたり。

夜になって列車が出発。桂林までは結構距離があって二泊三日くらい。
まぁ言うまでもなく相変わらずハードシートなんだけど。
4人席窓側でラッキー♪とか思ってたのに、なぜかおっさんに囲まれる事に。
(真ん中に通路があって片側が3対3で向かい合う6人席、もう片側が2対2の4人席)
大きなジャガイモが入ったような麻袋を足元に押し込んでさらに狭くなってるし。
全員でかくて窮屈なのはまだいいんだけど、目の前で宴会始めちゃって。
兎の肉と鳥の足(ボイルなのか皮膚とか爪の形までリアルすぎ)貪り食いつつ、
ビールとか白酒飲みまくり。通路に仲間も呼んで8人くらいで酒盛り状態。
口からぺッて小骨を吐き出してるんだけど、なんかこっち飛んできてるしー。うおー。
それが終わったら今度はトランプ始めた。向かいのおっさんが靴を脱いで、
その足を伸ばしてうちの座ってる椅子の上に乗せてるもんでなんか死にそうに臭いし狭いし。
隣のおっさんはおっさんで、セクハラレベルにまで体を押し付けてきて潰れそうだし。
いや本当にね、今まで乗った列車ワースト5に絶対入るよコレ。かなりのダメージ。
お喋りして仲良くなれる範囲をはるかに超えちゃってました・・・。やばすぎる。
トランプの席が足りないのか、反対側の列の席と代わってくれって言われて
やっとのことで脱出成功。本当げっそりっていうか、ぐったりしてました。

近くには珍しく若い学生さん。こっちもトランプで深夜まで遊んでた。
ちょっと話したら、もうへとへとだったもんでそのまま寝てしまった。
通路側で頭を預ける場所が無いため、うつらうつらして目が覚めて、の繰り返し。
長沙まできてやっと半分くらいかな。よっぽどここで降りてしまおうかと思ったよ。
近くの学生が降りたらすぐに、椅子取りゲームの如く立ち席の人が座ってくる。
新しく隣に座った人に「どこ行くの?」って聞いたら「南寧(nanning)」って答えた。
でも「ナンニン」っていう中国語の発音が日本語の「何?」に聞こえてしまったため、
あー聞き返してるんだと勘違いして、もう一回質問してしまった。あほやー。
ともかく桂林で下りる人を見つけないと、降り過ごしたら話にならないしね。
と思っていろいろ話してたら、何とか近くの席で数人発見したので一安心。

食欲が無いと思って食料全然買い込んでなくて、ここ数日ほとんど食べてなかったのに
やっぱりさすがに全然食べてなかったらお腹がすいてきたみたいで。
ラーメン買うより駅弁(というには程遠いただの雑弁当)かな?と思って車内販売を狙う。
経験上弁当には何種類かあって、10元でおかずがいろいろついてるタイプと、
5元でぶっかけご飯みたいなタイプ。で、5元のが何周しても売れ残ったら3元になるの。
というわけで3元になるまで待ってから、ちょっと遅めの夕食(そして今日初めてのご飯)。
てか、中国の車掌さんの主な仕事はゴミ掃除と車内販売だと思うんですがどうなんでしょう。
車内販売にやたら力が入ってる。で、お客さんも暇暇してるもんでのっちゃうんだよね。
でもずーっと乗ってるとそのうち飽きて興味もなくなり無視されるという悲しい運命。

車内でよく売ってるものといえば・・・分かる人はあぁ〜って頷いて下さい(笑)
・伸ばしても伸ばしてもライターであぶっても破れないスーパー靴下3枚セット。
・ハッピバースデートゥーユーのメロディにあわせて回って光るハイパーコマ。
この二つはいつでもどこでもどんなとこでも見かけるメジャー商品。他にも
・ピカピカ電気が光るグッズ、主にボールペン、腕輪、バッジなど。
・サソリが入ったクリスタルキーホルダー。暗闇で光ったりもする。
・毛沢東のポストカードセット。表は写真、裏には説明がある。
・金色のテレホンカードみたいな薄さの仏様カード。ご利益あるらしい。
・磁力を持つ黒い石で出来たブレスレットとか、その他数珠みたいな腕輪。

この列車に乗って二回目の夜。でも列車がいつ桂林につくか分からないので起きてる。
財布盗まれたかも事件とかあって。ああ、意味の分からない事件だった。
おじさんに言われて知らない人につめよったのに実は盗まれてなかったりとか。なんだこれ。
また新たに隣に座った人と軽くおしゃべりしつつ、あーまだかーと思いつつ。
方言の人がやたら多いので、聞き取るのにすごく神経を集中させないといけない。
いいかげん48時間を越えると座りっぱなしのお尻と体が痛くなってくる。
夜中の12時過ぎにやっとのことで到着。あわただしく列車を降りて、桂林に着いたのでした。

(1元≒14円)

タクシーが緑色なのが珍しいと思った
ついに来ました兵馬俑!わっほい!
あれ?何もいない・・・2号館
あれ、壊れてる・・・3号館
ついに1号館!すごい迫力!
一体一体表情が違うのが見て分かる
このアングルお気に入り
馬と一緒に。本当精巧にできてるなぁ
秦の始皇陵。後ろの山を頑張って登る
鼓楼か鐘楼。天津のと似てる^^
中国っぽいお土産品ばかり

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